XMTradingで発生する様々な手数料やスプレッドについて確定申告時に経費計上することができるのか。
取引で発生するコストを経費計上することができれば利益を圧縮することができ、納税額を抑えることができますよね。
確定申告時の経費は一定の概念の元で全ての納税者に認められている正当な権利のひとつ。
取引手数料や出金手数料、スプレッドなどの必要なコストを経費として扱うことができれば、納税額を圧縮する際に役立ちます。
国内FX会社と海外FX業者では税制度も違いますので、そのあたりを混合せずにしっかり確定申告するためにも気になる人はぜひ読んでおいてください。
>>XMTradingの口座開設して有効化することでもらえる口座開設ボーナスの詳細はこの記事を参考にしてください。
おすすめ記事→XMTradingの口座開設ボーナスの受け取り方や出金条件などの注意点まとめ!
XMの取引コストは経費にできる?まず押さえる基本ルールとは?
XMでトレードを行い、ある程度の利益が出てくると多くの人が気になり始めることのひとつに、取引コストは経費にできるのかということがあると思います。
取引手数料やスプレッド、出金時に発生する費用などは、日常的に発生するため金額が積み重なりやすく、確定申告時の税額にも影響するもの。
ただ海外FXであるXMは国内FXとは税務上の扱いが異なり、経費として認められる範囲や考え方にも違いがあることを理解しておく必要があります。
何でもかんでも経費にできるわけではなく、税務上の前提ルールを理解していないと、申告ミスや過剰計上によって税務調査の対象になることも。
まずはXMの取引コストを経費として考える際に、必ず押さえておくべき基本的な考え方から整理していきますので、確定申告をする際の参考にしてください。
海外FX業者のXMの所得が雑所得扱いになる理由とは?
XMを含む海外FXで得た取引利益は、日本の税制上では雑所得に分類されることが大前提となります。
この点を正しく理解していないと、経費計上の判断を誤ってしまうでしょう。
雑所得として扱われることによる確定申告の考え方を紹介しておくと、
雑所得の影響について
- 利益は総合課税になり、給与など他の所得と合算される
- 税率は所得が増えるほど上がるため、利益が大きいほど影響が大きい
- 収入から必要経費を差し引いた金額が課税対象になる
- 必要経費にできるのは、収入を得るために直接必要だった支出に限られる
雑所得で重要なのは、必要経費という言葉が広そうに見えて、実際は取引との関連性が問われる点です。
XMで利益を出す行為と関係が薄い支出は、経費として認められにくくなるということ。
例えば、生活費や娯楽費を混ぜてしまうと、税務署に説明がつきません。
誤解されやすいポイントも紹介しておくと、
誤解されやすいポイント
- 副業だから経費が通らない、専業だから経費が通る、という単純な話ではない
- 年間で損失だった年でも、取引のために必要だった支出の性質は変わらない
- 経費にできるかは、支出の目的と証拠で決まる
XMの経費を考える際は、雑所得という枠の中で取引に必要だった支出だけを拾っていくのが基本です。
逆に言えば、この枠を理解していれば、過剰に怖がる必要もないということ。
経費は全ての納税者に認めている権利ですので、正しいルールを守っていれば、そこまで怖がることもないでしょう。
経費として認められるかどうかの判断基準は?
XMの取引コストを経費として計上できるかどうかは、支出の種類よりも、取引との関係性が説明できるかが重要です。
税務上の考え方はシンプルで、収入を得るために直接必要だった支出かどうかで判断されます。
判断の軸として使えるポイントを実務目線でまとめて紹介しておくと、
判断基準について
- XMで利益を得るために必要な支出か
- 取引をしなければ発生しない、または取引環境の維持に不可欠か
- 私的利用が混ざる場合は取引目的の割合を合理的に分けられるか
- 領収書、明細、取引履歴などで根拠を示せるか
- 金額や頻度が不自然ではないか
この基準に当てはめることで、判断基準がかなり整理できるのではないでしょうか。
例えば、スプレッドや取引手数料は、取引そのものに付随するコストです。
取引がなければ発生しないため、収入との結びつきが強い支出として明確ですよね。
スマホやネット回線のように私生活でも使うものは、全額を経費にすると説明が難しくなるため、按分という考え方が必要になります。
よくある判断ミスも先に潰しておくと安全です。
よくある判断ミス
- 何となく経費っぽいからという理由で経費計上してしまう
- 取引コストを損益計算の中で反映したつもりなのに、別枠で経費にも入れてしまう
- 私的利用を混ぜたまま全額計上して、説明できない状態にする
- 証拠(明細や履歴)を残していない
経費計上とは、節税のために広げる作業ではなく、取引のために必要だった支出を正しく拾って、説明できる形で残す作業です。
この姿勢で整理しておけば、申告がブレにくくなり、後からの修正リスクも減るでしょう。
税務調査や追徴課税は非常に面倒なものなので、そういう状況にならないように十分に注意してください。
国内FXと海外FXの税務上の扱いの違いとは?
XMの経費で混乱が起きやすい最大の理由は、国内FXと税務上の仕組みが違う点です。
取引自体が似ていても、申告の発想は別物として整理する必要があるということ。
それぞれの違いを一気に整理して紹介すると、
国内FXとの違いについて
- 国内FXは申告分離課税、XMは総合課税(雑所得)
- 国内FXは一定の税率で計算されやすいが、XMは所得が増えるほど税率が上がりやすい
- 国内FXは損益計算の枠が決まっており、取引コストを追加で経費にする発想になりにくい
- XMは雑所得の収支として、必要経費をどう整理するかが重要になる
国内FXの経験がある人ほど、スプレッドや手数料を経費として別管理することに違和感を持ちやすいでしょう。
国内FXでは、取引コストは実質的に損益に織り込まれていると考えられるため、追加で経費に入れる余地がほとんどありません。
しかしXMでは雑所得として収支をまとめる以上、取引に必要な支出を必要経費として計上することができます。
ここで注意したいのが、国内FXの感覚を引きずってしまうことで起きる両極端なミスです。
両極端なミス
- そもそも経費を計上しないまま申告して、税負担を必要以上に増やしてしまう
- 何でも経費に入れてしまい、取引と無関係な支出まで混ぜてしまう
国内FXとの違いを理解した上でXMでは雑所得の必要経費として、取引との関係性と証拠で判断するという基本に戻るのが最も安全な判断だということ。
この土台が固まっていれば、スプレッドや取引手数料、出金手数料等に関する部分でも、二重計上や過剰計上を避けつつ整理することができるでしょう。
海外FX業者と国内FX会社の税率の違いを確認したい人はこの記事が参考にしてください。
おすすめ記事→海外FXは税金高すぎって本当?国内FXとの分岐点になる金額はいくらなのか?
XMの取引手数料・スプレッドは確定申告時に経費計上できるのか?
XMで取引を行う際に必ず意識すべきコストが、スプレッドと取引手数料です。
これらは利益に直接影響するため、確定申告時に経費として扱えるのかどうかは、多くのトレーダーが悩むポイントのひとつ。
スプレッドと手数料は性質が異なり、扱いを誤ると二重計上や過剰計上につながることもあるので注意が必要です。
スプレッドを実質的な取引コストとしてどう考えるべきか、取引手数料が発生する口座タイプで注意すべき点、そして両者をどのように整理すれば申告ミスを防げるのか解説していきます。
考え方を整理しておくことで、後から混乱せずに経費管理ができるようになりますので、ぜひ参考にしてください。
スプレッドは実質的な取引コストとして扱うべきか?
スプレッドは、通貨を売買する際の売値と買値の差であり、XMで取引をする限り必ず発生する代表的な取引コストです。
表面的には手数料として請求されるわけではないため、経費として扱うべきかどうか迷いやすいポイントかもしれません。
スプレッドの特徴を整理して紹介すると、
スプレッドの特徴について
- 取引ごとに必ず発生する
- 金額が明細として分かりにくい
- 損益計算の中に自然に組み込まれている
- 取引をしなければ発生しないコスト
このような性質から、スプレッドは実質的な取引コストではあるものの、別枠で経費として計上するかどうかは慎重に考える必要があります。
すでに損益として反映されているものを、改めて経費として計上してしまうと、実態以上にコストを計上している状態になるということ。
考え方として重要なのは、スプレッドは取引結果に内包されているコストだという点です。
取引履歴を元に年間損益を算出する場合、その損益はスプレッドを差し引いた後の数字になっています。
そのため、別途スプレッド分を経費として足してしまうと、二重にコストを認識する状態になってしまうということ。
スプレッドの扱いを整理するうえで意識したいポイントを紹介しておくと、
ポイント
- 損益計算にすでに反映されているか
- 取引履歴と経費の整合性が取れるか
- 説明を求められた際に合理的に説明できるか
スプレッドは確かに取引コストですが、計算方法や管理方法によっては、あえて個別に経費として計上しない方が、申告内容が分かりやすくなるケースもあります。
重要なのは、スプレッドをどう扱うかを一貫したルールで整理することですので、口座タイプや取引状況によって取り扱いルールを変更しないようにしてください。
取引手数料が発生する口座タイプの注意点は?
XMでは、口座タイプによって取引手数料が発生する場合があります。
取引手数料はスプレッドとは異なり、明確に金額として発生するため、経費としての扱いを検討しやすいコストです。
取引手数料の特徴を整理して紹介しておくと、
取引手数料の特徴について
- スプレッドとは別に明示的に発生する
- 取引量に応じて金額が決まる
- 取引を行った事実と紐づけやすい
- 明細や履歴で確認しやすい
このような性質から、取引手数料は取引を行うために直接必要だった支出として整理しやすく、経費性を説明しやすいコストだと言えます。
ただ口座タイプごとの仕組みを理解していないと、スプレッドとの関係で混乱することもあるでしょう。
取引手数料に関して注意したい点を紹介しておくと、
注意ポイント
- スプレッドが狭い代わりに取引手数料が発生する口座タイプがある
- スプレッドと取引手数料を同時に意識しないと実質コストが分かりにくい
- 取引手数料を経費に入れる場合、損益計算との整合性が必要になる
取引手数料を経費として整理する場合は、取引履歴や手数料明細を保存しておくことが必要になります。
どの取引で、どれだけの手数料が発生したのかを説明できる状態にしておくことで、申告内容の信頼性を高めることができるということ。
取引頻度が高いトレーダーほど、取引手数料の累計額は無視できない金額となっているでしょう。
経費として整理するかどうかは、年間の取引量や利益規模も踏まえて判断するようにしてください。
スプレッドと取引手数料を二重計上しない考え方の基本は?
スプレッドと取引手数料を扱う上で、最も注意したいのが二重計上していないかという部分です。
どちらも取引コストであるため、整理の仕方を誤ると実際よりも多く経費を計上してしまうリスクがあることは最初に理解しておいてください。
二重計上が起きやすいパターンを紹介しておくと、
二重計上が起きやすいパターンについて
- 損益計算に反映されたスプレッドを別途経費に入れる
- 手数料込みの損益を算出しているのに、手数料を経費に追加する
- 口座タイプごとのコスト構造を理解せずに一律処理する
これを防ぐためには、まず自分がどの数字を基準に収入を計算しているのかを明確にすることが重要です。
年間損益がどのように算出されているのかを把握して、その数字に含まれているコストと、含まれていないコストを切り分けて考えるようにしてください。
二重計上しないために整理する際の基本的な考え方も紹介しておくと、
整理ポイント
- 損益計算に含まれているコストは重ねて計上しない
- 明細として独立して発生している支出のみを検討対象にする
- 毎年同じルールで処理する
スプレッドと取引手数料は、どちらも取引を行うために避けられないコストですが、性質自体は大きく異なります。
その違いを理解した上で整理することで、申告内容がシンプルになり、説明もしやすくなるでしょう。
取引コストの経費処理は、金額を増やすための作業ではなく、取引の実態に即した形で整理する作業です。
この考え方を持っておくことで、後から見直した際にもブレのない申告がしやすくなりますので、ぜひ覚えておいてください。
XMTradingの口座タイプごとの特徴や違い、スプレッドや取引手数料等に関する情報はこの記事が参考になります。
おすすめ記事→XMTradingの口座タイプ比較、口座開設時にFX初心者におすすめの口座はどれ?
XMの出金手数料・入出金関連費用の経費扱いはOKか?
XMで利益を出したあとに必ず関わってくるのが、出金や入出金に伴う各種手数料です。
取引コストとは異なり、出金時に初めて発生する費用も多く、経費として計上できるのかどうか判断に迷う人も少なくありません。
特に銀行送金時の手数料や中継銀行で差し引かれる費用、クレジットカードやオンラインウォレットを利用した際の手数料などは、仕組みを理解していないと整理が難しくなるでしょう。
XMの出金手数料や入出金に関連する費用を、どのような考え方で経費として整理すべきかを解説していきます。
取引そのものとは異なる性質の支出だからこそ、判断基準を明確にしておくことが、申告ミスや過剰計上を防ぐポイントになりますので、しっかり確認しておいてください。
XMの出金手数料は経費として計上できるのか?
XMから資金を引き出す際に発生する出金手数料は、利益を現金化するために必要な支出です。
そのため、経費として扱えるのかどうかは、多くのトレーダーが気になるポイントではないでしょうか。
出金手数料の性質を整理して紹介すると、
出金手数料の性質について
- 取引を行った結果として発生する
- 利益を受け取るために避けられない場合がある
- 取引自体とはタイミングがずれる
- 金額が明細として確認しやすい
このような性質から、出金手数料は取引そのもののコストではありませんが、収入を得る過程で必要になった支出として整理しやすい側面があります。
ただ全ての出金関連費用を無条件に経費として計上できるわけではありません。
判断の際に意識したいポイントも紹介しておくと、
判断ポイント
- XMの取引による利益を受け取るための支出か
- 私的な資金移動ではないか
- 出金履歴や明細で説明できるか
例えば、XMで得た利益を銀行口座へ送金する際に発生した出金手数料は、取引と明確に結びついています。
取引とは関係のない資金移動や個人的な理由による出金に伴う費用は、経費性が弱く認められないということ。
出金手数料を経費として整理する場合は、どの出金が取引による利益に対応しているのかを明確にすることを忘れないでください。
銀行送金手数料・中継銀行手数料の扱いは?
XMから銀行送金で出金する場合、表面上の手数料だけでなく、中継銀行手数料が差し引かれることがあります。
これらは事前に金額が確定しにくく、後から明細を見て初めて気づくケースも少なくありません。
銀行送金に関連する費用の特徴を紹介しておくと、
銀行送金に関連する費用の特徴について
- XM側の出金手数料とは別に発生することがある
- 中継銀行や受取銀行で差し引かれる
- 送金経路によって金額が変わる
- 通帳や入金明細で確認できる
これらの費用は、XMの利益を受け取るために必要な支出として位置づけられるため、経費として検討する余地があります。
ただどの部分までを経費として整理するかは、管理方法が重要になるということ。
整理する際のポイントを紹介しておくと、
整理ポイント
- XMからの出金と直接結びついているか
- 金額の根拠を示せるか
- 毎回同じ基準で処理しているか
特に中継銀行手数料は明細が分かりにくいため、証拠資料を残しておくことが重要です。
通帳の入金額と出金申請額の差額を記録して、その理由を説明できる状態にしておくことで、経費として認められるようになるでしょう。
銀行送金関連の費用は、金額が小さくても積み重なると無視できません。
後からまとめて整理するのではなく、出金のたびに記録しておくことで、見逃しや過剰計上を避けることができます。
クレジットカードやオンラインウォレット利用時の注意点は?
XMでは、クレジットカードやオンラインウォレットを使った入出金が可能な場合があります。
これらの方法は利便性が高い一方で、経費整理の際には注意が必要です。
クレジットカードやオンラインウォレット利用時の特徴を紹介すると、
クレジットカードやオンラインウォレットについて
- 入金時と出金時で処理方法が異なることがある
- 手数料が表面化しにくい場合がある
- 為替手数料が含まれることがある
- 私的利用と混在しやすい
特に注意したいのは、取引目的の支出と個人的な利用が混ざりやすい部分です。
オンラインウォレットやクレジットカードは、日常生活でも使われることが多いため、全額を経費として計上すると説明が難しくなることも。
整理の際に意識したいポイントを紹介しておくと、
整理ポイント
- XMへの入出金に直接関係する部分だけを対象にする
- 手数料や為替差損の内訳を確認する
- 利用履歴や明細を保存しておく
クレジットカード入金の場合、出金時に同じルートで返金処理が行われるケースもあります。
この場合、実際に発生しているのが取引コストなのか、単なる返金処理なのかを見極める必要があるということ。
クレジットカードやオンラインウォレットを利用する場合は、便利さだけでなく、後から経費として整理できるかどうかも意識して管理することが重要です。
XMの取引と私的利用を明確に分けておくことで、申告時の混乱を防ぐことができるでしょう。
XMも含めた全ての海外FX業者でクレジットカードやデビットカードを使う際の注意点はこの記事を参考にしてください。
おすすめ記事→海外FXの現金化手法、クレジットカードやデビットカードの注意点まとめ!
XMの取引関連で経費にできる可能性があるその他の費用は?
XMで取引を行う上では、スプレッドや出金手数料以外にも、取引環境を整えるための様々な支出が発生します。
VPSサービスやEAの利用料、通信費、PCやスマホの購入費、さらには学習のための書籍やセミナー費用など、取引を継続するために必要な支出などがあるので、これらについても経費にできるのか気になっている人もいるでしょう。
これらのコストは取引コストのように分かりやすいものではなく、経費として計上できるかどうかの判断が難しい分野でもあるということ。
XMでの取引に関連して経費になる可能性があるその他の費用について、どのような考え方で整理すべきかを解説していきます。
取引との関係性や私的利用との切り分けを意識することで、過剰計上を避けつつ、必要な支出を正しく管理できるようになりますので、ぜひ読んでおいてください。
VPSサービスやサーバー代、EA利用料は経費になるのか?
自動売買や安定した取引環境を目的として、VPSサービスや外部サーバー、EAを利用しているトレーダーは少なくありません。
これらの費用は、取引を円滑に行うための環境整備として発生するため、経費として扱えるかどうかが気になっている人もいるのではないでしょうか。
それぞれの性質を整理して紹介しておくと、
VPSサービスやサーバー代、EA利用料について
- VPSサービスやサーバー代は取引環境を安定させるための支出である
- EA利用料は取引手法の一部として機能する
- 取引を行わなければ不要な支出である
- 利用実態が取引と結びついている
このような特徴から、VPSサービスやEA関連費用は、XM取引との関連性を説明しやすい支出と言えるでしょう。
ただ無条件にすべて経費にできるわけではありません。
判断の際に意識したいポイントを紹介すると、
判断ポイント
- XMでの取引専用として利用しているか
- 私的利用や別用途と混在していないか
- 利用期間や金額が合理的か
- 契約内容や請求書などの証拠が残っているか
例えば、EAを使ってXMで自動売買を行っている場合、そのEA利用料は取引手法に直結しています。
しかし検証目的や趣味的に購入したツールまで含めると、説明が難しくなる可能性もあるということ。
VPSサービスやEAの費用は金額が比較的大きくなりやすいため、取引との関係性を明確にした上で、利用実態に即した整理を行うようにしてください。
通信費やPC、スマホ代を確定申告時に按分する考え方とは?
XMの取引時には、インターネット環境やデバイスが不可欠です。
そのための通信費やPC、スマホの購入費を経費として考えたい人も多いですが、ここで重要になるのが按分するという考え方です。
通信費やデバイス費用の特徴を紹介しておくと、
通信費やデバイス費用について
- 取引以外の私的利用が混在しやすい
- 全額を取引目的とは説明しにくい
- 利用割合によって経費性が変わる
このような支出は、取引に使っている割合を合理的に分けて考える必要があります。
これが按分です。
按分を行う際に意識したいポイントを紹介すると、
注意ポイント
- 取引に使っている時間や頻度
- 専用端末かどうか
- 利用実態を説明できるか
- 毎年同じ基準で処理しているか
例えば、取引専用のPCを用意している場合は、経費性を説明しやすくなります。
しかし私生活と共用しているスマホやネット回線を全額経費にすることは説明できない状態だということ。
按分は厳密な計算である必要はありませんが、第三者に説明できる合理性が求められています。
自分なりの基準を決めて記録として残しておくことが、後からのトラブルを防ぐ際に役立ちますので、なんとなくで決めないようにしてください。
学習用の書籍やセミナー費用の扱いは?
XM取引で利益を上げるために、書籍やセミナー、教材を利用して学習する人も多いのではないでしょうか。
これらの費用も、経費として扱えるのかどうか判断に迷いやすい分野です。
学習関連費用の特徴を整理して紹介しておくと、
学習関連費用の特徴について
- 直接的な取引行為ではない
- 知識やスキル向上を目的とする
- 私的な学習との境界が曖昧になりやすい
学習用の支出は、取引との関連性をどう説明するかが重要になります。
判断の際に意識したいポイントを紹介すると、
判断ポイント
- XM取引に直接関係する内容か
- 趣味や一般的な投資知識に留まっていないか
- 取引に活用している実態があるか
- 領収書や受講記録が残っているか
例えば、FX取引の手法やリスク管理に関する書籍やセミナーは、取引との関係性を説明しやすいです。
しかし投資全般や資産形成といった広いテーマの学習は、私的利用との線引きが難しくなることもあるということ。
学習費用は金額が大きくなりやすいため、どこまでを取引目的として整理するかを事前に考えておくことが重要です。
取引に活かしている実態を意識しながら管理することで、無理のない状態で経費として認めてもらうことができるでしょう。
海外FX業者の確定申告時の経費に関するより詳しい考え方を知りたい人はこの記事を参考にしてください。
おすすめ記事→海外FXの税金対策、節税方法や経費計上のやり方で納税額が変わる!
XMで経費計上する際の注意すべきNG例とよくある誤解とは?
XM取引における経費計上は、正しく行えば税務上の負担を抑えることができますが、判断を誤ると否認や修正申告につながるリスクもあります。
特に経費になりそうに見えて実は対象外であるものや、処理の仕方次第で問題になりやすいケースは、初心者だけでなく経験者でも陥りがちなポイントのひとつ。
XMで確定申告する際に経費計上で特に注意したいNG例と、よくある誤解について整理していきます。
どこで線を引くべきかを理解しておくことで、過剰計上や説明不能な申告を避け、税務上のリスクを抑えた確定申告を行うことができるでしょう。
証拠金・入金額・損失額を経費にしてしまう誤りとは?
XMの経費計上で最も多い誤りが、証拠金や入金額、取引による損失を経費として扱ってしまうケースです。
これらは一見するとお金が減っているため、経費のように感じられますが、税務上の考え方はまったく異なるもの。
それぞれの性質を整理して紹介しておくと、
証拠金・入金額・損失額について
- 証拠金は取引のために預けている資金
- 入金額は自分の資金を移動しているだけ
- 損失は取引結果として発生したマイナス
これらはいずれも、支出ではなく資金の移動や結果であり、必要経費には該当しません。特に、損失を経費として別枠で計上してしまうのは、非常に危険な誤りです。
誤解が生じやすいポイントを紹介すると、
誤解ポイント
- お金が減ったから経費だと考えてしまう
- 損益と経費の違いを区別できていない
- 取引結果と取引コストを混同している
損失とは、すでに損益計算の中で反映されている結果です。
これを経費として重ねて計上すると、実態とかけ離れた申告内容になるということ。
証拠金や入金額についても同様で、これらはあくまで取引のための元手であり、消費された費用ではありません。
これらも経費として扱ってしまうと、申告全体の前提が崩れてしまいますので、絶対にそのようなことはしないでください。
プライベート利用分を全額経費にするリスクとは?
通信費やPC、スマホ、オンラインサービスなどは、XM取引に使っているという理由で経費にしたくなりやすい支出です。
しかし私的利用が混在しているにもかかわらず、全額を経費として計上するのはリスクが高いことを離開しておく必要があります。
このような支出の特徴を紹介しておくと、
プライベート利用分について
- 取引以外の用途でも使われる
- 利用割合が人によって異なる
- 全額取引目的とは説明しにくい
例えば、自宅のインターネット回線や普段使いのスマホは、取引にも使っていても、生活全体の中で利用されています。
これを全額経費にすると、私的利用分を含めて計上していると判断される可能性があるということ。
よくある誤りを紹介すると、
注意ポイント
- 取引に使っているから全額経費にする
- 面倒だから按分せずに処理する
- 明確な基準を決めていない
本来は、取引に使っている割合を合理的に分けて考える必要があり、これが按分という考え方です。
按分を行っていれば、全額経費にするよりも説明がしやすくなり、否認リスクも下がるということ。
プライベート利用が混ざる支出ほど慎重に整理して、無理のない範囲で経費計上するようにしましょう。
経費である証拠資料を残していない場合の問題点とは?
経費として計上できる内容であっても、証拠資料が残っていなければ、税務上は認められない可能性があります。
XMの取引に関連する経費は、後から金額をまとめて計算することが多いため、資料管理が疎かになりがちです。
証拠資料として求められるものを紹介しておくと、
証拠資料について
- 領収書や請求書
- 利用明細や契約内容
- 取引履歴や出金履歴
- 入金額と着金額が分かる記録
これらがない場合、経費として計上していても、根拠を示せず否認されるリスクがあります。
特にオンラインサービスや海外業者を利用している場合、後から明細を取得できないこともあるので、支払ったタイミングで保存しておくようにしてください。
よくある問題点を紹介すると、
よくある問題点
- クレジットカード明細だけで内容が分からない
- スクリーンショットを保存していない
- 年末にまとめて探して見つからない
経費計上は、申告時だけで完結するものではなく、日頃の記録と管理が重要です。
支出が発生した時点で資料を保存して、どの取引に関係する費用なのかを簡単にメモしておくだけでも、後からの説明が格段にしやすくなるでしょう。
証拠資料を残す習慣をつけておくことで、経費として認められる可能性を高めるだけでなく、申告全体の信頼性も高めることができますので、しっかり対応するようにしてください。
海外FX業者で取引利益が出た場合、ふるさと納税をすることもできるということを知っていますか。
ふるさと納税をするメリットやデメリットを確認しておきたい人はこの記事を参考にしてください。
おすすめ記事→海外FXの利益でふるさと納税するメリットやデメリットには何があるのか?
確定申告時にXMの経費を申告する際の実務ポイントは?
XMの経費について理解していても、確定申告の実務でつまずく人は少なくありません。
特に年間取引履歴の取得方法や日本円への換算ルール、申告書への具体的な書き方などは、事前に把握しておかないと申告直前に慌てる原因になります。
海外FXは国内FXと違い、自動的に数字がまとまるわけではないため、自分で資料を揃えて数字を整理しなければなりません。
確定申告時にXMの経費を正しく申告するために押さえておきたい実務ポイントを解説していきます。
事前準備と考え方を理解しておくことで、申告作業をスムーズに進めやすくなりますので、ぜひ参考にしてください。
XMの年間取引履歴やレポートの取得方法は?
XMの確定申告でまず必要になるのが、年間の取引内容を確認できる資料です。取引履歴やレポートは、収入や経費を整理するための基礎資料になります。
XMで取得できる主な資料を紹介しておくと、
取得できる主な資料について
- 年間取引履歴
- 取引ごとの明細
- 入出金履歴
- 取引手数料やスワップポイントの記録
これらの資料は、XMの会員ページから取得するのが一般的です。
年間を通したデータをまとめて取得できるため、確定申告前には必ずダウンロードしておくようにしましょう。
実務上、意識しておきたいポイントを紹介すると、
注意ポイント
- 対象期間が1月1日から12月31日になっているか
- 口座が複数ある場合はすべて取得しているか
- 取引履歴と入出金履歴を分けて管理しているか
取引履歴は年間損益を算出する根拠になり、入出金履歴は出金手数料や送金関連費用を説明する際の資料として役立ちます。
確定申告の直前になってから資料を集めようとすると、取得漏れや期間ミスが起こりやすくなることも。
取引がひと区切りついた時点や月末のタイミングで、早めにレポートを保存しておく習慣をつけておくと安心です。
日本円換算のタイミングと為替レートの考え方は?
XMの取引は外貨建てで行われるため、確定申告では日本円への換算が必要になります。
この換算ルールを誤ると、申告金額にズレが生じやすくなるということ。
日本円換算で意識したい基本的な考え方を紹介しておくと、
日本円換算について
- 収入や経費は円換算して申告する
- 為替レートは一定の基準で統一する
- 年間を通して一貫した方法を使う
実務上は、取引が確定した時点や入出金が行われた時点の為替レートを使って換算するケースが多くなります。
重要なのは、どのタイミングのレートを使うかを自分で決めて、そのルールを毎年同じように適用すること。
よくある注意点を紹介すると、
注意ポイント
- 日によってレートをバラバラに使ってしまう
- 都合の良いレートを後から選んでしまう
- 収入と経費で換算基準が異なっている
為替レートは、銀行の公表レートや一般的に利用されている相場情報を参考にするのが無難です。
どのレートを使ったかをメモとして残しておくことで、後から確認を求められた際にも説明しやすくなるでしょう。
日本円換算は細かい作業になりがちですが、ここを丁寧に整理しておくことで、申告内容の信頼性が高まります。
白色申告と青色申告での記載時の違いとは?
XMの経費を確定申告で申告する際、白色申告と青色申告では記載の考え方が異なります。
どちらを選ぶかによって、管理の手間や記載方法が変わってきますので、この点も忘れないでください。
それぞれの特徴を整理して紹介しておくと、
白色申告と青色申告について
- 白色申告は記載項目が比較的シンプルである
- 青色申告は帳簿管理が必要になる
- 青色申告は控除があるが手間が増える
白色申告の場合、収入と経費を整理して所定の欄に金額を記載する形になります。
経費の内訳を細かく管理していなくても申告は可能ですが、説明を求められた際に備えて資料は残しておくようにしてください。
青色申告では、帳簿をつけて収支を管理することが求められます。
その分、取引に関する収入や経費を体系的に整理しやすくなりますし、控除額が大きくなるので、しっかり対応しなければなりません。
記載時に意識したいポイントを紹介すると、
注意ポイント
- 雑所得として正しく区分しているか
- 経費の合計額と内訳が一致しているか
- 年間損益と帳簿の数字にズレがないか
白色申告でも青色申告でも、重要なのは数字の根拠を説明できる状態にしておくことです。
どの申告方法を選ぶ場合でも、日頃から取引記録と経費資料を整理しておくことが、スムーズな申告につながりますのでしっかり整理するようにしてください。
FX取引で利益が出ても出金しなければ、確定申告や納税の必要がないと考える人も。
いつどのようなタイミングで確定申告しなければならないのか、納税に関する基本情報を知りたい人はこの記事を参考にしてください。
おすすめ記事→国内FXや海外FXは出金しなければ税金かからないって本当なのか?
XMの経費処理で特に注意すべきトレーダーのタイプとは?
XMの確定申告や経費処理において、全てのトレーダーが同じリスクを抱えているわけではありません。
年間の利益規模やトレードが副業か専業かによって、税務上の見られ方や注意すべきポイントが大きく変わります。
特に利益が増えてくると、これまで問題にならなかった処理が、急にリスクとして浮上することもあるということ。
XMの経費処理において特に注意が必要なトレーダーのタイプを整理して紹介していきます。
自分がどの立場に当てはまるのかを意識することで、無意識のうちにリスクを高めてしまう処理を避けやすくなりますので、対象になるかどうか確認しておいてください。
年間利益が大きい人ほど税務リスクが高まる理由とは?
XMで安定して利益を出している人ほど、経費処理には慎重になる必要があります。これは、利益が大きいほど税務署から注目されやすくなるためです。
年間利益が増えると起こりやすい状況を紹介しておくと、
年間利益の影響について
- 納税額が大きくなりやすい
- 申告内容のチェック対象になりやすい
- 経費の金額も比例して大きくなる
- 曖昧な処理が目立ちやすくなる
利益が小さいうちは、多少のズレがあっても大きな問題にならないことがあります。
しかし年間利益が数百万円、数千万円規模になると、経費の扱いひとつで税額に大きな差が出てしまいますよね。
そのようなトレーダーは、申告内容の整合性や合理性がより厳しく見られるようになるということ。
特に注意したい状況を紹介すると、
注意ポイント
- 利益が増えた年だけ経費が急に膨らんでいる
- 毎年処理方法が変わっている
- 金額の割に説明が曖昧な経費が多い
これらは、取引の実態と経費のバランスが取れていないと判断されやすくなるポイントのひとつ。
経費を多く計上すること自体が問題なのではなく、その根拠を説明できるかどうかが重要です。
年間利益が大きい人ほど、節税を意識するあまり無理な経費計上をしてしまいがちですが、その分リスクも高まるということ。
利益規模に応じて、経費処理の精度を上げていく意識が欠かせませんので、より慎重に対応するようにしてください。
副業トレーダーと専業トレーダーの考え方の違いとは?
XMを副業として行っているか、専業として行っているかによって、経費処理の考え方には違いがあります。
同じ雑所得であっても、生活との結びつき方が異なるためそのような影響が出るものだと離開しておいてください。
副業トレーダーの特徴を紹介すると、
副業トレーダーについて
- 給与所得が主な収入源である
- 取引は限られた時間で行う
- 私的利用との切り分けが難しい支出が多い
副業トレーダーの場合、通信費やデバイス、学習費用などが生活費と混ざりやすくなります。
そのため、全額を経費にするのではなく、按分を前提に整理するようにしてください。
副業トレーダーが無理に経費を広げると、説明が難しくなるケースが多くなります。
専業トレーダーの特徴を紹介すると、
専業トレーダーについて
- 取引が主な収入源である
- 取引環境が生活の中心になりやすい
- 経費と私的支出の線引きが重要になる
専業トレーダーであっても、全ての支出が自動的に経費になるわけではありません。
生活費と取引費用を混同すると、かえってリスクが高まります。
ただ取引専用の環境やツールを用意している場合は、経費性を説明しやすくなるということ。
重要なのは、副業か専業かという立場そのものではなく、取引と私生活をどれだけ明確に切り分けているかです。
それぞれの立場に応じた無理のない経費整理が求められますので、誰が見てもおかしいと思わないようなレベルで経費計上するようにしましょう。
判断に迷ったら税理士や税務署職員にそうだんするのも方法のひとつ
XMの経費処理は、自分で判断できる部分も多いですが、状況によっては専門家に相談した方が安全なケースもあります。
判断を誤ると影響が大きくなる場合は早めの相談が有効的で、税理士でも税務署の職員でも問題ありません。
税理士等への相談を検討すべきケースを紹介しておくと、
相談を検討すべきケースについて
- 年間利益が大きくなってきた
- 経費の金額が収入に対して大きい
- 取引形態が複雑になっている
- 複数の口座や通貨を使っている
また下記のような不安がある場合も相談のタイミングと判断してよいでしょう。
相談タイミング
- この経費は本当に認められるのか判断できない
- 過去の申告内容に不安がある
- 処理方法が年ごとに変わってしまっている
税理士に相談する際でも全てを丸投げにする必要はありません。
自分で整理した内容を確認してもらい、リスクが高い部分だけ修正するという使い方もあります。
特に利益規模が大きくなった場合、税理士への相談費用はリスク回避のためのコストと考えることもできるでしょう。
判断に迷ったまま申告をするよりも、専門家の視点で確認してもらうことで余計な心配をしなくてもよくなりますよ。
海外FX業者なら確定申告しなくてもバレないと思う人もいますが、本当にそうなのかを知りたい人はこの記事を読んでみてください。
おすすめ記事→海外FXの脱税はバレないは嘘、税金に抜け道はなく逃げられないって本当か?
XMの取引コストを経費として正しく管理するためのポイントは?
XMの取引コストを経費として扱う上で重要なポイントは、確定申告の直前だけ頑張ることではなく、日頃から無理のない管理を続けておくことです。
スプレッドや取引手数料、入出金費用、周辺コストなどは、取引を続けるほど増えていくため、後からまとめて整理しようとすると混乱しやすいもの。
XMの取引コストを経費として正しく管理するために、日常的に意識しておきたい習慣や証拠保存の考え方、そして税務リスクを抑えながら取引に集中するための姿勢について整理していきます。
仕組みを作っておくことで申告作業の負担を減らして、安心して取引を続けやすくなりますので、日々の作業に組み込めないか考えてみてください。
日頃からやっておくべき記録・管理の習慣とは?
XMの経費管理で最も効果的なのは、日頃から記録を残す習慣を作ることです。
特別なことをする必要はなく、最低限の情報を継続して残しておくだけでも、後からの作業が大きく変わります。
日常管理として意識したいポイントはを紹介すると、
日常管理のポイントについて
- 取引履歴や入出金履歴を定期的に保存する
- 経費になり得る支出を発生時に記録する
- 取引目的の支出かどうかを簡単にメモする
- 年間で同じ管理方法を続ける
例えば、出金手数料や銀行送金手数料は、出金のたびに記録しておけば、年末にまとめて計算する必要がなくなります。
VPSサービスやEA利用料などの定期支出も、月単位で記録しておくことで、年間合計を簡単に把握することができるでしょう。
管理が続かない原因として多いのが完璧を求めすぎること。
細かく分類しようとして挫折するよりも、最低限の項目を押さえたシンプルな管理を続ける方が現実的ではないでしょうか。
重要なのは、後から見返した時に、この支出は何のためのものかが分かる状態にしておくことです。
これだけで、経費管理のハードルは大きく下げることができますよ。
後から慌てないための証拠保存のポイントは?
経費として計上する以上、証拠資料を残しておくことは欠かせません。
どれだけ取引に必要な支出であっても、証拠がなければ説明できず、否認される可能性があります。
証拠保存で意識したいポイントを紹介すると、
証拠保存について
- 領収書や請求書は必ず保存する
- オンライン明細はスクリーンショットでも残す
- 取引履歴と紐づけて保管する
- 年ごとに整理しておく
XM関連の支出は、海外サービスやオンライン決済が多く、後から明細を再取得できないこともあります。
そのため、支出が発生した時点で保存する習慣が重要だということ。
保存方法は紙でもデータでも問題ありませんが、どこに何があるか分からなくならないようにすることが大切です。
日付や内容が分かる形でファイル名を付けるだけでも、後から探しやすくなるでしょう。
証拠保存は税務署対策というよりも、自分自身が申告内容に自信を持つための作業です。
根拠が揃っていれば、申告時の不安も大きく減りますので、日頃から管理を徹底するようにしてください。
税務リスクを抑えつつ取引に集中する考え方とは?
XMの経費管理で陥りがちなのが、節税を意識しすぎて取引そのものに集中できなくなることです。
経費は重要ですが、本来の目的は取引で利益を上げることですので、そこは間違えないでください。
意識しておきたい考え方を紹介しておくと、
意識しておきたい考え方について
- 経費は取引の結果として整理するもの
- 無理に広げる必要はない
- 説明できない支出は入れない
- 毎年同じ基準で処理する
税務リスクを下げる最大のポイントは一貫性です。
毎年処理方法が変わると、意図せずリスクが高まりますので、自分なりの基準を決めてそれを守り続けるようにしてください。
判断に迷う支出がある場合は、無理に経費に入れないという選択も有効的です。
少し税額が増えたとしても、後から問題になるリスクを避けられる方が、長期的には安心して取引を続けられるでしょう。
経費管理は、取引の足かせになるものではありません。
仕組みと考え方を整えておくことで税務面の不安を減らして、取引そのものに集中しやすい環境を作ることができます。
海外FX業者の税金に関する基本的な考え方や確定申告の方法などについて詳細な情報を知りたい人はこの記事を参考にしてください。
おすすめ記事→海外FXの税金の計算方法、確定申告のやり方や節税方法まとめ!
XMTradingの取引利益を確定申告する際の経費に関するよくある質問まとめ!
この記事を読むことでXMTradingではいくつかの項目で確定申告時に経費として計上できるものがあることがわかったと思います。
経費計上による節税対策は脱税と異なり、全ての納税者に認められている正当な権利ですので、常識の範囲内で使うことは問題ありません。
ここではXMTradingの確定申告をする際の経費に対するよくある質問をまとめて紹介しますので、書類作成時の参考にしてください。
XMの確定申告時に経費計上すると税務署に目をつけられやすいって本当ですか?
回答
- XMを含む全ての海外FXの確定申告時に経費計上することが税務署から特別に狙われやすいわけではありませんが、国内FXと税制が異なるため申告内容に不備があると指摘を受けやすいのは事実です。
- 特に雑所得であるにもかかわらず事業所得の感覚で経費を広く計上していたり、証拠資料が不足している場合はリスクが高まります。
- 税務署が重視するのは海外FXという点よりも、申告内容の合理性と一貫性です。
- 収入と経費のバランスが取れており、支出が取引と明確に結びついていて説明できる状態であれば、過度に心配する必要はありません。
- 重要なことは、無理な節税を狙わず、実態に即した経費整理を行うことですので、本当に必要だった経費は迷わずに計上して問題ありません。
XMで赤字だった年でも経費を申告する意味はありますか?
回答
- XMの取引で年間を通して赤字だった場合でも、経費を整理して申告する意味はあります。
- 雑所得では損失を翌年以降に繰り越すことはできませんが、その年の収支を正しく申告しておくこと自体が重要です。
- 経費を含めた正確な収支を申告しておくことで、後から申告内容を説明しやすくなり、税務上の整合性も保たれるでしょう。
- 将来的に利益が出た際に、過去との処理方法の一貫性を示すことにもつながります。
- 赤字だからといって申告を適当に済ませるのではなく、経費も含めて実態通りに整理しておくことが、安全な取引継続につながりますので、面倒に感じても行うことをおすすめします。
おすすめ記事→海外FXのボーナスは税金がかかる?課税対象の条件やタイミングまとめ!
XMの経費は家計簿アプリや簡易メモでも管理して問題ありませんか?
回答
- XMの経費管理は、必ずしも会計ソフトを使わなければならないわけではありません。
- 家計簿アプリやスプレッドシート、簡単なメモでも、必要な情報が整理されていれば問題ありません。
- 重要なのは、支出の内容、日付、金額、取引との関係性が後から確認できる状態になっていること。
- 形式よりも中身が重視されるため、自分が継続できる方法を選ぶことが現実的です。
- ただ管理方法を毎年変えると一貫性が失われやすいため、同じ方法を継続することが望まれます。
- 簡易的な管理であっても、証拠資料と紐づけておけば、申告上の問題は起きにくくなりますので、あなたにあった方法を選んでください。
確定申告時にXMで経費を申告すると必ず税務調査が入りますか?
回答
- XMの経費を申告したからといって、必ず税務調査が入るわけではありません。
- 税務調査の対象になるかどうかは、経費計上の有無ではなく、申告内容全体の不自然さや整合性によって判断されます。
- 例えば、収入に対して経費が極端に多い、毎年処理方法が変わっている、説明できない支出が多いといった場合は、調査対象になりやすくなるでしょう。
- 逆に経費が適切な範囲で、資料も揃っており、一貫した処理がされていれば、過度に心配する必要はありません。
- 経費申告そのものよりも、内容の妥当性が重視されますので、真っ当な理由で経費にできるものはしっかり計上してください。
おすすめ記事→XMTradingに一時的なエラーや原因不明のエラーでログインできない時の原因と対処法は?
XMの経費を少なめに申告するのは安全な選択ですか?
回答
- XMの経費を少なめに申告すること自体は、税務リスクを下げるという意味ではひとつの考え方です。
- 経費を過剰に計上して否認されるよりも、説明に自信がある支出だけを計上する方が、結果的に安心して申告できます。
- ただ本来経費として整理できる支出まで除外してしまうと、必要以上に税負担が増える可能性がありますので、その点は注意しましょう。
- 安全と節税のバランスを考え、説明できる範囲で適切に計上することが重要です。
- 判断に迷う支出については、無理に計上しないという選択も現実的ですので、そのあたりはうまくバランスを取って考えてください。
XMの経費は過去分をさかのぼって修正申告することができますか?
回答
- XMの経費について、過去の申告に誤りがあった場合は、修正申告や更正の請求を行うことが可能です。
- 経費を計上し忘れていた場合や、処理方法を誤っていた場合でも、一定期間内であれば修正することができます。
- ただ修正内容によっては追加の納税や還付が発生するため、慎重な判断が必要です。
- 過去分をまとめて見直す場合は、当時の資料が揃っているかどうかが重要になります。
- 資料が不十分な場合は、無理に修正せずに今後の申告から正しい処理に切り替えるという選択肢もあることを離開しておきましょう。
おすすめ記事→XMTradingでマイナス残高に入金するのは危険?ゼロカット前の相殺リスクと注意点は?
XMの経費は将来的に事業所得に切り替えると問題になりますか?
回答
- XMの取引を将来的に事業として本格化して、事業所得として申告する場合でも、過去の雑所得としての経費処理が直ちに問題になるわけではありません。
- ただ過去と現在で処理方法が大きく変わると、説明が必要になることがあります。
- 事業所得に切り替える際には、取引規模や継続性、管理体制が変わったことを明確にして、経費処理もそれに合わせて見直すことが重要です。
- 過去分との一貫性を意識しつつ、段階的に整理していくことで、リスクを抑えやすくなるでしょう。
XMの経費について税務署から問い合わせが来た場合、どう対応すべきですか?
回答
- XMの経費について税務署から問い合わせが来た場合は、慌てずに事実ベースで対応することが重要です。
- 求められているのは、なぜその支出を経費としたのかという合理的な説明とその根拠となる資料です。
- 感情的になったり、曖昧な回答をするよりも、取引との関係性を整理して落ち着いて説明する方が結果的にスムーズに終えることができるでしょう。
- 資料が不足している場合は、正直に状況を伝えた上で、今後の改善姿勢を示すことも有効的です。
- 事前に記録と証拠を整えておくことが、最善の対策になりますので、税務署に突っ込まれても問題がない状態で確定申告をするようにしてください。
おすすめ記事→XMTradingでEAが動かない?MT4/MT5の原因と正しい動かし方は?
XMの経費が税務署から否認された場合どうなりますか?
回答
- XMの経費が税務署から否認された場合、その経費分はなかったものとして再計算され、結果的に課税所得が増えることになります。
- その差額分の税金を追加で納める必要があり、場合によっては延滞税や加算税が発生することもあるでしょう。
- ただ全てが即ペナルティになるわけではなく、悪質性や故意性がない場合は修正申告で済むケースもあります。
- 重要なのは、なぜ否認されたのかを把握して今後の処理方法を見直すことです。
- 説明できない経費を無理に計上していた場合は、次回以降は基準を見直すことでリスクを下げられます。
XMの経費は夫婦や家族で分けて申告することができますか?
回答
- XMの経費を夫婦や家族で分けて申告することは基本的にできません。
- 経費として認められるのは、取引を行っている本人が負担した支出に限られます。
- 家族が支払った費用をそのまま経費にするのは説明が難しくなります。
- もし家族名義の支払いが混ざっている場合は、実質的な負担者が誰か、取引との関係性を説明できるかがポイントになります。
- 整理が難しい場合は、今後は取引専用の支払い方法を用意する方が安全です。
XMTradingで得た利益に対して、確定申告時に経費を計上すること自体に問題はありません。
ただ雑所得であること、直接的に取引に必要なコストであったことなどをしっかりルールを守った上で証明できることが必要だということ。
経費自体が認められないということはありませんが、過剰な経費計上や該当しない項目は経費似できませんので、その点は誤解しないようにしてください。
XMTradingでも仮想通貨を入出金方法として使う人が増えてきています。
どのような種類の仮想通貨に対応しているのか、仮想通貨で入出金する際の注意点も含めて確認したい人はこの記事を参考にしてください。
おすすめ記事→XMTradingの仮想通貨入金の始め方!対応通貨・反映時間・手数料は?
XMTrading(XMトレーディング)はどんなFX会社なのか、選ぶ理由やおすすめポイントは何があるのか。

海外FX業者の中でも高額な口座開設ボーナスや豊富な入金ボーナスが用意されていることで日本人の人気が高いXMTrading(XMトレーディング)。
どのような特徴やおすすめポイントがあり、他のFX会社との違いは何かなどの基本情報を紹介します。
XMTrading(XMトレーディング)のFX会社としてのおすすめポイントを紹介すると、
おすすめポイント
- 最も多くの日本人が口座開設をしており、海外FXをする人の約7割とも言われている。
- FX初心者でも安心できる日本語サポートがあり、ライブチャットは平日9時〜21時、メールサポートは24時間受付しており回答は1営業日とスムーズに返信してもらえる。
- 口座開設ボーナスが13,000円、入金ボーナスが最大10,500ドル分もらえる。
- 金融ライセンスはセーシェル金融庁(FSA)発行の証券ディーラーライセンス番号SD010とモーリシャス金融サービス委員会(FSC)発行の証券ディーラーライセンス番号GB20025835を取得している。
- 最大レバレッジは1,000倍まで可能なのでハイレバトレードもできる。
- 口座タイプは4種類あり、スキャルピング向きのKIWAMI極口座もある。
- 100種類以上の金融商品や仮想通貨CFD、株式CFDなどの取引が可能。
- 2024年最も信頼性の高いブローカー(全世界)、2024年最も透明性の高いブローカー(全世界)、2024年ベストFXブローカー(アジア地域)に選出されている。
- 特定のテーマやセクター、業界のパフォーマンスを追跡して評価する金融商品のテーマ型指数が取引できるようになった。
XMTrading(XMトレーディング)の基本スペックをまとめて紹介すると、
| 口座開設ボーナス | 入金ボーナス | レバレッジ |
| 13,000円 | 最高10,500ドル | 最大1,000倍 |
| スプレッド | 金融ライセンス | ゼロカット |
| 平均1.6pips | セーシェル政府 | 適用あり |
| 入金方法 | 出金方法 | 日本語サポート |
| 8種類 | 6種類 | 平日9時〜21時 |
日本人の人気が高い海外FX業者で高額なボーナスが欲しい人や安心してトレードしたい人におすすめなのがXMTradingです。
XMTrading(XMトレーディング)の運営会社や取得している金融ライセンスの情報、開設可能な口座タイプに関してはこれらの記事を参考にしてください。
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確定申告時の経費計上に関する基本ルールや注意点、絶対に行うべきことも含めて経費に関する情報をまとめて紹介してきました。
まとめ
- XMTradingは雑所得で申告する必要があるので、収入を得るために直接必要だった支出は経費として計上することができる。
- 取引手数料・スプレッド・出金手数料などは経費計上することができる項目の代表格である。
- 経費計上できるものでも二重計上(特にスプレッド)や過剰な計上をしていないかの確認は重要なポイントになる。
- 通帳の入金額と出金申請額の差額を記録することで出金関連の手数料がいくらかかったのかを証明することができる。
- VPSサービスやサーバー代、EA利用料は使い方によって経費計上できるのかが異なる。
- 通信費やPC、スマホ代、学習用の書籍やセミナー費用は確定申告時には私的利用と按分する必要がある。
- 証拠金・入金額・損失額は経費にすることができない。
- 経費計上する場合は、税務調査や税務署からの問い合わせに際して領収書や請求書などの証拠資料を残しておく必要がある。
- 確定申告申請書を作成する際には、全て共通のルールや条件を用いて数値を算出する必要がある。
- 年間利益が大きい人ほど税務リスクが高まるので、確定申告時の経費は慎重に判断する必要がある。
- 確定申告で判断に迷った場合、税理士や税務署職員に相談するもの対策として有効的である。
XMTradingで得た取引利益に対して、確定申告時に経費を計上することは全く問題がないこと。
ただ雑所得であること、直接的に取引に必要なコストであったことなどをしっかりルールを守った上で証明できることが必要ですので、その点は十分に注意してください。
経費自体が認められないということはありませんが、過剰な経費計上や該当しない項目は経費似できませんので、その点は誤解しないようにしましょう。
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どのような違いや特徴があるのか、何を基準に会社選びを行えばよいのかなどの情報を知りたい人はこの記事を参考にしてください。

