Exness(エクスネス)はナンピンできるFX会社か、利用規約に書かれている情報も含めて紹介します。
FX初心者がナンピン買いする際の基本的なやり方や注意点、失敗例を徹底解説。
予想した相場状況と異なり逆転した際に友好的な取引手法のひとつだと言われているナンピン買い。
Exnessでナンピン買いはすべきなのか?初心者の注意点や失敗例、具体的なやり方や利用規約違反にならないかについて紹介します。
ナンピン戦略は多用するものではなく、しっかり判断して行うべきものだということも忘れないようにしてください。
>>Exness(エクスネス)の評判や評価、口コミなどの情報はこの記事を参考にしてください。
おすすめ記事→Exness(エクスネス)の評判や評価、口コミでわかる最強のFX会社の理由などの情報まとめ!
Exness(エクスネス)はナンピン買いできる?結論と基本的な考え方は?
ナンピンは海外FXでも賛否が分かれる手法ですが、Exness(エクスネス)では明確に禁止されている行為ではありません。
そのため、裁量トレードでもEAでもナンピン買いをすることは可能です。
ただナンピンは資金管理を誤ると一気に証拠金を圧迫したり、ロスカットやゼロカットに直結する高リスク手法でもあることを理解しておかなければなりません。
Exnessは無制限レバレッジでロスカット水準0%という環境が整っている分、ナンピンの自由度が高い反面、自己責任の度合いも非常に大きい特徴があることを理解しておく必要があります。
Exnessにおけるナンピンの可否を明確にした上で、規約上の扱い、裁量・EAそれぞれでの考え方、前提となるリスク管理について整理していきますので、実践時の参考にしてください。
Exnessではナンピン自体は明確に許可されている
Exnessでは、ナンピンという取引手法そのものを禁止する規約は存在していません。
価格が逆行した際に同一方向へ追加ポジションを持つ行為は、通常の裁量トレードとして扱われます。
具体的に問題にならない状況を紹介すると、
問題にならない状況について
- 含み損の状態で同一通貨ペアを追加購入・売却する
- 一定pipsごとに分割エントリーする
- トレンド回帰を想定した段階的なポジション構築をすること
- 裁量判断による手動ナンピン買いをすること
- EAによる自動ナンピンロジックを使用すること
これらはExnessの取引環境において一般的な取引として扱われ、即座に規約違反や口座制限につながることはありません。
特にExnessは取引手法の自由度が高く、スキャルピング・両建て取引・ナンピンなども制限なく行える業者として知られています。
ただ許可されているという事実と、安全に行えるかどうかは別問題です。
ナンピン自体は許可されているものの、損失拡大のスピードが非常に速いため、資金管理を前提にした設計が不可欠だということは覚えておきましょう。
ナンピン=禁止行為ではないがリスク管理が前提になる
Exnessでナンピンが可能だからといって、無制限にポジションを追加してよいわけではありません。
ナンピンは本質的にリスクを後ろ倒しにする手法であり、失敗すると取り返しがつかなくなります。
特に注意すべきポイントを紹介すると、
注意ポイントについて
- ナンピン回数が増えるほど必要証拠金が急増する
- 高レバレッジ環境では一時的な逆行でも証拠金が削られる
- トレンドが想定と逆方向に伸びた場合、逃げ場がなくなる
- ロットを増やすナンピンは損失拡大が指数関数的になる
- ゼロカットがあるからといって安全ではない
Exnessはロスカット水準0%という特徴がありますが、これはナンピンを推奨する仕組みではありません。
むしろ、含み損を抱えたままギリギリまで耐えられる設計のため、損失の自覚が遅れやすいという側面もあるということ。
ナンピンを前提とする場合の条件を紹介しておくと、
ナンピンする場合の条件について
- 最大ナンピン回数を事前に決めておく
- 1回あたりのロットを抑える
- 証拠金維持率に明確な下限ラインを設定する
- 想定外のトレンド発生時は損切りを優先する
これらを決めずに感覚的にナンピンを繰り返すと、結果的にゼロカット頼みの危険なトレードになりやすくなります。
悪意のあるゼロカットシステムの乱用は利用規約違反になりますし、それ以前に証拠金を溶かす原因となるので絶対に行わないようにしてください。
Exnessなら、裁量トレード・EAのどちらでもナンピンは可能
Exnessでは、裁量トレードだけでなくEA(自動売買システム)を使ったナンピンも可能です。
EA利用自体に制限はなく、ナンピンロジックを含む自動売買も許可されていますので、その点は安心してください。
裁量トレードで行うナンピンの特徴を紹介すると、
裁量ナンピンの特徴について
- 相場状況を見ながら柔軟に判断できる
- ナンピン幅や回数を臨機応変に変更できる
- 突発的なニュースや相場急変に対応しやすい
- 感情が入りやすく、判断が遅れるリスクがある
EA(自動売買システム)を使ったナンピンの特徴を紹介すると、
EAナンピンの特徴について
- 事前に決めたルール通りに機械的に実行される
- ナンピン幅やロット増加率を数値で管理できる
- 感情に左右されない反面、想定外の相場に弱い
- 長期トレンド発生時に大きな含み損を抱えやすい
どちらの場合でも、ナンピンロジックそのものが規約違反になることはありません。
ただEA(自動売買システム)でナンピンする場合は下記内容に注意が必要です。
注意ポイント
- 他社との両建て取引やアービトラージ目的のナンピンをすること
- レート遅延やサーバー差を狙う設計をすること
- ゼロカットシステムの悪用を前提とした過剰なロット設計をすること
これらはナンピンそのものではなく、取引の目的や構造が問題視されるケースです。
Exnessでは最終的な判断権が業者側にあるため、EAナンピンを行う場合でも規約の範囲内で設計されているかを常に意識する必要があるということ。
ナンピンは使い方次第で武器にもなりますが、Exnessの取引環境を過信せず、冷静なリスク管理を前提に考えることが重要です。
Exnessで安全なトレードをしたい人は、資金量に合わせた取引量を設定する必要があるので、その情報はこの記事を参考にしてください。
おすすめ記事→Exness(エクスネス)の取引量の計算方法、資金に合わせた決め方と目安は?
Exnessでナンピンが可能な理由と取引環境の特徴が?
ナンピンとは相場が逆行した際にポジションを追加して、平均取得価格を有利な位置へ調整する取引手法です。
ただ証拠金消費が急激に増えやすく、国内FX会社では制限がかかることも少なくありません。
その点、Exnessは海外FX業者の中でも取引自由度が高く、ナンピンを前提とした戦略を組み立てやすい環境が整っています。
高いレバレッジ設定、追証なしのゼロカット制度、取引手法に対する規制の少なさなどが組み合わさることで、裁量トレードでもEA運用でもナンピンを実行しやすいのが特徴があるということ。
ただ、ナンピンができることと安全に続けられることは完全に別問題だということを忘れてはいけません。
Exnessでナンピンが可能とされる理由を取引環境の特徴から整理し、どのような点がナンピン向きなのかを具体的に解説していきますので参考にしてください。
Exnessは最大レバレッジが高く証拠金効率が良い
Exnessでナンピンが行いやすい最大の理由は、証拠金効率の高さにあります。
最大レバレッジが非常に高く設定できるため、少ない資金でも複数回のポジション追加が可能だということ。
これはナンピン戦略において非常に重要な要素のひとつです。
具体的に有利になるポイントを紹介すると、
有利なポイントについて
- 最大レバレッジが高いため、1回あたりの必要証拠金を抑えられる
- ナンピン時に証拠金不足で即ロスカットされにくい
- ポジション追加の余地を確保しやすい
- 小ロットから段階的にナンピンしやすい
- 証拠金維持率を高めたまま運用しやすい
国内FX会社では、レバレッジ制限により数回のナンピンで証拠金が枯渇してしまうケースも多く見られます。
その一方でExnessでは、同じ資金量でも余裕を持ったポジション管理が可能だということ。
ただレバレッジが高いからといって無計画にロットを増やせば、損失拡大のスピードも早くなるので注意が必要です。
あくまで証拠金効率を活かして、余裕を持ったナンピン設計を行うことが前提となることは理解しておきましょう。
Exnessは追証なしのゼロカット制度がナンピンと相性が良い
ナンピン戦略とExnessのゼロカット制度は非常に相性が良い仕組みになっています。
ゼロカットシステムとは、急激な相場変動で口座残高がマイナスになった場合でも、そのマイナス分を業者側が補填して追証が発生しない仕組みのこと。
ナンピンとゼロカットの相性が良い理由を紹介すると、
ナンピンとゼロカットの相性について
- ナンピン失敗時でも借金リスクがない
- 想定外の急変動でも資金以上の損失が発生しない
- 高レバレッジと組み合わせても心理的負担が小さい
- EAナンピン運用でも最悪ケースが明確
- リスク上限を口座残高に固定できる
ナンピンは含み損を抱えやすい手法であり、相場急変時には一気にロスカットへ近づくことがあります。
国内FX会社の場合、ゼロカットシステムがないため、想定外の損失が借金として残るリスクがありますが、Exnessではその心配がありません。
この点は、ナンピン戦略を検討する上で非常に大きな安心材料になると思いませんか。
ただゼロカットシステムがあるからといって無制限にナンピンしてよいわけではありません。
口座残高がゼロになれば、その時点で取引は終了します。
ゼロカットシステムは保険であって、勝率を高める魔法ではないという点を理解した上で活用するようにしてください。
Exnessはスキャルピングやデイトレでもナンピン制限がない取引環境が用意されている
Exnessは取引スタイルに対する制限が非常に少なく、スキャルピングやデイトレードにおいてもナンピンが制限されることはありません。
これは海外FX業者の中でも大きなメリットのひとつです。
ナンピンに関して自由度が高い理由を紹介すると、
ナンピンに関して自由度が高い理由について
- ナンピン回数や頻度に関する明確な上限がない
- 短時間での連続エントリーが制限されない
- スキャルピング中の小刻みなナンピンも可能
- 裁量トレードとEAの両方に対応している
- 取引手法そのものを理由に口座制限されにくい
国内FX会社では、短時間での連続取引や過度なナンピンに対して制限がかかることがありますが、Exnessでは取引手法そのものが問題視されることは基本的にありません。
そのため、押し目買い・戻り売りの延長としてナンピンを組み込む戦略や、一定間隔でポジションを追加するEA運用も行いやすくなっています。
注意すべき点として、取引自体が自由であっても利用規約違反となる行為が別に存在する点は理解しておかなければなりません。
例えば、システムの不具合を狙った取引や、他口座・他社を利用した不正な両建てなどはナンピンとは別の理由で問題になります。
ナンピンが許可されている環境だからこそ、取引ルールの境界を正しく理解した上で活用することが重要だということは忘れないようにしてください。
Exnessのゼロカットシステムの適用条件やタイミング等に関する情報はこれらの記事が参考になります。
おすすめ記事
Exnessで裁量トレード時のナンピンの基本的なやり方は?
ナンピンは感覚的にポジションを追加すると破綻しやすい手法ですが、事前にルールを決めた上で行えば、Exnessの取引環境を活かした戦略として機能します。
特に裁量トレードでは、最初のエントリー時点でナンピンを想定しているかどうかで結果が大きく変わる点に注意が必要です。
Exnessは高いレバレッジとゼロカットシステムがあるため、ナンピンが可能な環境ではありますが、それは無制限に耐えられるという意味ではありません。
裁量トレードでナンピンを行う際に最低限押さえておくべき考え方と実践手順を整理して解説しますので、実践時の参考にしてください。
最初のエントリー時点でナンピン前提のロット設計もしておく
ナンピンを前提にする場合、最初のロットサイズが最も重要な要素になります。
初回エントリー時にロットを張りすぎると、その後の追加余地がなくなり、数回の逆行で証拠金維持率が一気に低下しやすいということ。
Exnessは最大レバレッジが高いため、少ない証拠金でも大きなロットを持てますが、ナンピンではあえて余力を残す設計が必要です。
意識すべきポイントを紹介すると、
意識すべきポイントについて
- 想定する最大ナンピン回数を先に決める
- 初回ロットは最大許容ロットの20〜30%程度に抑える
- 含み損が最大になった場合の証拠金維持率を事前に計算する
- ゼロカットを前提にした無計画なロット設定は避ける
- 相場急変時でも追加できる余白を必ず残しておく
最初のエントリーはナンピン戦略の土台になります。
ここで無理をすると、途中で修正ができなくなり、結果的に強制ロスカットされやすくなるということ。
ナンピンを戦略として使うのであれば、エントリー前のロット設計がすべてと言っても過言ではありません。
価格間隔・ロット配分を決めて機械的に追加する
ナンピンで最も失敗しやすいのが、感情による追加です。
値動きを見て焦ってロットを増やしたり、間隔を詰めすぎたりすると、含み損が一気に膨らんでしまうでしょう。
そのため、裁量トレードであっても、ナンピン部分はできるだけ機械的に行うことが重要です。
実践時に決めておくべき項目を紹介すると、
実践時に決めておくべき項目について
- ナンピンする価格間隔(例:20pipsごと、50pipsごと)
- 各段階でのロット配分(等倍か、段階的に増やすか)
- 最大何段階まで追加するか
- 途中でルールを変更しないこと
- 想定外の急変時は追加を止める判断基準を用意しているか
Exnessではスキャルピングやデイトレードでもナンピン制限がないため、短期足でもこのルールは有効的です。
特に重要なのは、価格が動いたから追加するのではなく、事前に決めた価格に到達したら追加するという考え方ではないでしょうか。
感情を排除することで、ナンピンは安定した手法として機能しやすくなることを忘れないでください。
平均建値と含み損を常に把握する重要性とは?
ナンピンを行うと、ポジションが複数に分かれるため、現在の状況が分かりにくくなります。
そのため、平均建値と含み損の把握は必須です。
これを怠ると、どの水準まで戻れば利益が出るのか、どこで撤退すべきかの判断ができなくなるでしょう。
常に確認すべきポイントを紹介すると、
確認すべきポイントについて
- 現在の平均建値と損益分岐点
- 全ポジション合算での含み損額
- 証拠金維持率の推移
- これ以上逆行した場合の想定損失
- 利確・損切りラインをどこに置くか
Exnessの取引プラットフォームでは、平均建値や証拠金維持率をリアルタイムで確認することができます。
ナンピン中はチャートだけを見るのではなく、口座状況を同時に確認する癖をつけることが重要です。
ナンピンは建値を改善するための手法であり、含み損を隠すためのものではありません。
状況を数値で把握し続けることで、冷静な判断ができるようになりますので、冷静な判断を常に心がけてください。
ExnessでMT5を使う際の設定項目や基本的な使い方、利用時の注意点などを知りたい人はこの記事が参考になります。
おすすめ記事→Exness(エクスネス)のMT5の始め方や使い方、取引に関する設定方法や注意点は?
EA(自動売買システム)によるナンピンはExnessで使えるのか?
Exnessでは裁量トレードだけでなく、EA(自動売買システム)を使った自動売買によるナンピン買いも可能です。
海外FXの中でもExnessはナンピンEAとの相性が良い環境として知られており、スプレッドやレバレッジ、取引制限の少なさを理由に利用しているトレーダーも少なくありません。
ただナンピンEAは利益が安定しやすい反面、相場急変時に大きなリスクを抱えやすい手法でもあることを理解しておく必要があります。
Exnessの規約上は問題なく使える一方で、証拠金管理やロスカット水準を理解していないと、想定外の強制ロスカットにつながる可能性もあるということ。
ExnessでナンピンEAを使う際に知っておくべきルール、注意点、そして安全に運用するための考え方を整理して解説しますので、実践時の参考にしてください。
ナンピンEAの利用自体は利用規約上は問題ない
Exnessでは、EAを使ったナンピン取引そのものは明確に禁止されていません。
公式の利用規約や取引条件を見ても、ナンピン行為自体を制限する文言はなく、裁量・自動売買を問わず自由な取引が認められているということ。
そのため、ナンピンEAを使ったトレードを理由に、即座に口座凍結や出金拒否される心配は基本的にないので安心してください。
EAナンピンが許可されている理由を紹介しておくと、
EAナンピンが許可されている理由について
- Exnessは取引手法そのものを制限していない
- スキャルピング・高頻度取引・EA利用がすべて許可されている
- 同一口座内でのナンピンや複数ポジション保有が可能
- 約定拒否やリクオートが起きにくい取引環境
- サーバー負荷を理由にEAを制限する規約がない
ナンピンEAが許可されているからといって、どのような使い方をしても良いというわけではありません。
Exnessはあくまで取引の自由度を提供しているだけであり、損失リスクまで保証しているわけではないということ。
EA(自動売買システム)のロジックやロット設計が極端な場合、短期間で証拠金を失うこともあります。
ExnessではナンピンEAは使えるが、運用責任はすべてトレーダー側にあるという前提を理解しておいてください。
高頻度ナンピンEAで注意すべきポイントは?
ナンピンEAの中でも特に注意が必要なのが、高頻度でポジションを追加していくタイプのEAです。
価格が一定幅逆行するたびにロットを積み増す設計は、一時的に利益が出やすい反面、トレンドが強く伸びた際に一気に破綻するリスクを抱えているということ。
Exnessで高頻度ナンピンEAを使う場合の注意点を紹介しておくと、
高頻度ナンピンEAを使う場合の注意点について
- 最大ナンピン回数が明確に設定されているか
- ロット倍率が急激に増えすぎない設計になっているか
- 許容含み損が証拠金に対して過剰になっていないか
- 指標発表時や急変動時のフィルターがあるか
- 強制ロスカットを想定した損切りロジックがあるか
Exnessはレバレッジが高く、少ない証拠金でも多くのポジションを持てるため、ナンピンEAのロットが膨らみやすい取引環境だということもできます。
これはメリットでもありますが、裏を返せば証拠金維持率が急激に低下しやすいということ。
高頻度ナンピンEAは短期間で多くの取引を行うため、スプレッド拡大や約定タイミングのズレが成績に影響しやすい点にも注意が必要です。
Exnessは比較的スプレッドが安定していますが、相場急変時には一時的に広がることもあります。
ナンピンEAを使う場合は、過去のバックテスト結果だけでなく、最悪のケースを想定したリスクシナリオを事前に把握しておくようにしてください。
証拠金維持率とロスカット水準の考え方は?
ナンピンEAをExnessで運用する上で、最も重要なのが証拠金維持率とロスカット水準の理解です。
Exnessはゼロカット制度を採用しており、追証は発生しませんが、証拠金維持率が一定水準を下回ると自動的にポジションが強制決済されます。
基本的に意識すべきポイントを紹介すると、
意識すべきポイントについて
- 証拠金維持率が低下すると段階的にロスカットされる
- ナンピンを重ねるほど必要証拠金が増える
- 含み損が拡大すると維持率が一気に下がる
- ロスカット水準は口座タイプや銘柄によって異なる
- 急変動時は想定より早くロスカットされることがある
ナンピンEAは含み損を抱えながら反転を待つ設計が多いため、証拠金維持率に余裕がないと、反転前にロスカットされる可能性が高くなります。
特にExnessのように高レバレッジ環境では、少しの値動きで維持率が大きく変動する点を忘れないでください。
安全に運用するためには、最大想定ナンピン回数まで進んだ場合の証拠金維持率を事前に計算して、余裕を持った入金額とロット設定を行うことが欠かせないということ。
EA(自動売買システム)任せにせず、常に口座状況を把握する姿勢が、ナンピンEA運用では重要だということ。
ExnessはナンピンEAを使いやすい環境ですが、その分リスク管理を怠ると損失も拡大しやすいという点を理解した上で活用することが大切です。
ナンピンEA運用時以外でもどのような点に注意すればよいのか、ExnessでのEA稼働時の注意点を確認したい人はこの記事を参考にしてください。
おすすめ記事→Exness(エクスネス)のEA(自動売買システム)利用規約違反の禁止事項や設定可能なロジックの情報まとめ!
Exness(エクスネス)でナンピン実践時によくある失敗例は?
ナンピンはExnessの取引環境と相性が良い手法ではありますが、やり方を間違えると短時間で大きな損失につながりやすいことを忘れないでください。
特に初心者やナンピンのリスクを正しく理解していないトレーダーほど、同じような失敗を繰り返しがちです。
Exnessは最大レバレッジが高く、ロスカット水準も低いため、油断するとポジションを持ち過ぎてしまう傾向があります。
実際に多くのトレーダーが陥りやすいナンピンの失敗パターンを整理して、どこで判断を誤りやすいのか徹底解説。
事前に失敗例を知っておくことで、同じミスを避けやすくなりますので、しっかり確認するようにしてください。
ロットを増やしすぎて一瞬で強制ロスカットされる
ナンピンで最も多い失敗が、追加ポジションのロットを増やしすぎてしまうケースです。
含み損が膨らむにつれて、早く取り戻したいという心理が働き、想定以上のロットでナンピンしてしまうと、わずかな価格変動で証拠金維持率が急落します。
Exnessはロスカット水準が低いため、一見余裕があるように見えても、急変動時には一瞬で強制ロスカットされる可能性がありますので、その点には十分に注意しましょう。
よくある状況を紹介しておくと、
よくある状況について
- 最初のエントリーは小ロットで問題ない
- 価格が逆行し、含み損を早く解消したくなる
- ナンピン時にロットを倍以上に増やしてしまう
- 少しの逆行で証拠金維持率が一気に低下する
ロットを増やすナンピンは破壊力が高い反面、資金管理を誤ると取り返しがつかなくなります。
最初から最大ロット数を決めて、その範囲内でしかナンピンしない設計をするようにしてください。
トレンド転換を無視して無限ナンピンするケースとは?
ナンピンが失敗しやすいもうひとつの原因は、相場環境の変化を無視してポジションを追加し続けてしまうこと。
レンジ相場では有効だったナンピンも、明確なトレンドが発生すると一気に不利になります。
それにもかかわらず、根拠のない期待だけでナンピンを続けると、含み損が雪だるま式に増えていってしまうということ。
無限ナンピンに陥りやすい特徴を紹介しておくと、
無限ナンピンについて
- テクニカルの前提が崩れているのにポジションを追加する
- ファンダメンタルズや重要指標を考慮していない
- 反転するはずという思い込みで判断する
- 損切りラインを最初から決めていない
Exnessではナンピン自体が禁止されていないため、技術的には何度でも追加できます。
しかし、相場に逆らい続けるナンピンは、最終的に資金を削り切る結果になりやすい点はあらかじめ理解しておいてください。
含み損に耐えきれず感情的にルールを崩してしまう
ナンピンはメンタルへの負荷が非常に大きい取引手法です。
含み損が増え続ける中で冷静さを保てなくなり、事前に決めていたルールを破ってしまうケースは少なくありません。
Exnessは約定力が高く、即時にポジションを追加できるため、感情的な操作がそのまま損失拡大につながることは忘れないでください。
感情的になりやすい場面を紹介しておくと、
感情的になりやすい場面について
- 含み損が想定より早く増えた時
- ナンピン回数が増えて不安が強くなった時
- 一度利益が見えたのに再度逆行した時
- 他人のトレード結果を見て焦った時
ルールを守れなくなると、ロット増加、ナンピン間隔の変更、損切り撤回など、判断がブレやすくなります。
ナンピンを行うなら、精神的に耐えられるポジションサイズと回数に抑えることが、結果的に長く生き残るための重要な要素だということを忘れないようにしましょう。
FX取引時にルールを守ることがどれだけ重要なことか、大負けしないためにも知っておくべきことを確認したい人はこの記事を参考にしてください。
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Exnessでナンピン時に必ず理解しておくべきロスカット・証拠金ルールは?
Exnessではナンピン取引自体が禁止されていないため、裁量トレードでもEAでも自由にポジションを追加できます。
ただナンピンはポジションを増やすほど証拠金への負荷が急激に高まる手法であり、ロスカットや証拠金維持率の仕組みを正しく理解していないと、想定よりも早く強制決済されてしまうリスクがあることを忘れてはいけません。
特にExnessは最大レバレッジが高く、ロスカット水準が低めに設定されているため、まだ余裕があると感じている間に一気に証拠金維持率が低下して強制ロスカットされてしまうことも。
Exnessでナンピンを行う上で必ず理解しておくべきロスカット水準、証拠金維持率の変化、そしてゼロカット制度の正しい捉え方について、実践目線で整理して紹介していきます。
Exnessのロスカット水準とマージンコールの仕組みは?
Exnessでナンピンを行う場合、まず最初に理解すべきなのがロスカットとマージンコールに関する基本的な仕組みです。
ロスカット水準を誤解していると、ナンピン中に突然ポジションが全決済される原因になります。
主な注意ポイントを紹介すると、
注意ポイントについて
- Exnessのマージンコール水準は口座タイプにより異なる
- ロスカット水準は証拠金維持率0%が基本
- マージンコールが出ても即ロスカットされるわけではない
- ナンピンによって必要証拠金が増えると維持率は急低下する
- 相場急変時は価格飛びで一気にロスカットに到達することがある
ナンピン中はポジション数が増えるため、含み損が拡大するスピードも通常より速くなります。
特にレバレッジを高く設定している場合、1回の価格変動が証拠金維持率に与える影響が大きく、マージンコールを認識した時点で手遅れになることもあるということ。
ロスカット水準が低いから安全という考え方は危険であり、むしろロスカットされるまで耐えてしまう構造になりやすい点を理解しておく必要があります。
ナンピン中に証拠金維持率が急低下する理由は?
ナンピンは平均建値を下げることが目的ですが、その裏側では証拠金維持率が想像以上のスピードで低下していきます。
この仕組みを理解していないと、資金管理ができずにすぐに破綻してしまうことを覚えておいてください。
証拠金維持率が急低下する主な理由を紹介しておくと、
証拠金維持率が急低下する理由について
- ナンピンごとに必要証拠金が増加する
- 含み損と証拠金増加が同時に進行する
- ロットを増やすナンピンは負荷が指数関数的に大きくなる
- 相場が逆行し続けると回復余地がなくなる
- 一部ポジションの利益では全体をカバーできなくなる
特に危険なのは、最初は小ロットで始めたナンピンでも、途中からロットを増やしてしまうような状況です。
この場合、わずかな価格変動でも証拠金維持率が一気に削られて、数pipsの逆行でロスカット水準に近づきます。
ナンピンを行う場合は、最大ポジション数・最大許容含み損・維持率の下限を事前に決めておかなければ、途中で調整できなくなることも。
証拠金維持率は感覚ではなく、数値として常に把握することが重要だということを忘れないでください。
ゼロカットシステムがあっても安全とは限らない理由は?
Exnessにはゼロカットシステムがあるため、ナンピンでも借金リスクはありません。
ただゼロカットシステムがあることと、ナンピンが安全であることは全く別の話です。
この点を誤解していると、資金を短期間で失う原因になるので、しっかり確認しておいてください。
注意すべきポイントを紹介すると、
注意すべきポイントについて
- ゼロカットはマイナス残高を補填する制度であり、損失を防ぐものではない
- ロスカット前に全資金を失う可能性は常にある
- ナンピン中はロスカットまで耐えやすく、結果的に損失が最大化しやすい
- 相場急変時は想定外のタイミングで全決済される
- 資金がゼロになればトレード継続は不可能となる
ゼロカットシステムがあることで最悪でもゼロになるだけと考えてしまうと、ナンピンの回数やロットが無制限になりやすく、資金管理が崩壊します。
特にEAによる自動ナンピンでは、設定次第で短時間に全資金を消失するケースも珍しくありません。
ナンピンを行う場合、ゼロカットシステムを保険として考えるのではなく、ロスカットに到達する前に撤退する前提で設計することが重要です。
資金を守る意識がなければ、ゼロカットは単なる最終的な後処理に過ぎないことを忘れないでください。
状況次第で通常よりも証拠金が多く必要になることもあるので、そういったタイミングではナンピン戦略を実践しないことも大切です。
おすすめ記事→Exness(エクスネス)で通常よりも必要証拠金が高額になる理由や条件は?
Exnessでナンピンが利用規約違反になる可能性はある?
ナンピンは多くのトレーダーが使う取引手法ですが、海外FX業者では利用規約との関係も正しく理解しておく必要があります。
Exnessはナンピンそのものが禁止されているわけではなく、通常の裁量トレードやEAによるナンピンも基本的には認められているFX会社のひとつ。
ただナンピンのやり方によっては、不正取引や規約違反と判断される可能性がある点には注意が必要です。
特に他社口座を絡めた取引や複数口座を使った特殊なナンピン手法は、意図せず利用規約違反を指摘される可能性も。
Exnessで問題にならないナンピンと、注意すべきナンピンの違いを整理して、どこまでが安全な範囲なのかを具体的に解説していきます。
通常のナンピン戦略はExnessの利用規約違反ではない
Exnessでは、同一口座内で行う一般的なナンピンは利用規約違反には該当しません。
価格が逆行した際にポジションを追加して、平均建値を調整する行為自体は、正当な取引手法として認められています。
裁量トレードでもEAでも、ナンピンを理由に口座制限やペナルティを受けることは通常はないのでその点は安心してください。
問題にならないナンピンの例を紹介しておくと、
問題にならないナンピンについて
- 同一口座内での買い増し・売り増し
- 相場分析に基づいた段階的なナンピン
- ロット管理を行った計画的なナンピン
- EAによるロジックに基づく自動ナンピン
- 特定の時間帯や価格幅で制御されたナンピン
Exnessは取引手法の自由度が高く、スキャルピングやデイトレード、ナンピンを含む戦略も幅広く許容されています。
一般的な範囲でのナンピンを行っている限り、利用規約違反を過度に心配する必要はないでしょう。
ただ自由度が高いからこそ、どこからが問題になるのかを把握しておくこと必要があります。
禁止されている可能性があるナンピン手法の例は?
ナンピン自体は問題なくても、その目的や構造によっては、Exness側から不正行為と判断される可能性があります。
特にシステムの穴を突くような取引や、ゼロカット制度を意図的に悪用する形のナンピンは注意してください。
注意すべきナンピン手法の例を紹介すると、
注意すべきナンピン手法について
- ゼロカット発動を前提とした過剰ロットの無限ナンピン
- 経済指標時のみを狙った極端なナンピンEA
- レート遅延や約定差を狙ったナンピン
- 明らかに不自然な高頻度ナンピン取引
- 他の口座や業者と連動させたナンピン戦略
これらはナンピンというより、取引環境や補償制度を利用した不正行為と見なされるリスクがある行為です。
特にゼロカットシステムを前提に大きな含み損を意図的に作る行為は、規約上グレーまたはアウトと判断される可能性が高いでしょう。
ナンピンを行う際は、あくまで通常の相場取引の範囲に収めることも意識してください。
複数口座・他社口座を使った両建てナンピンの危険性は?
最も注意すべきなのが、複数口座や他社口座を使ったリスク回避型のナンピンです。
Exnessでは、同一口座内での両建てやナンピンは原則問題ありませんが、複数口座や他社口座を使った取引は扱いが異なります。
特にリスクが高いケースを紹介しておくと、
リスクが高いケースについて
- Exness口座と他社口座で逆ポジションを持つ両建て取引
- 複数のExness口座を使って損益を分散するナンピン
- 片方の口座で損失、もう一方で利益を確定させる手法
- ゼロカットを狙った意図的な損失移転
- グループや第三者と連携したナンピン取引
これらは資金洗浄対策や不正取引防止の観点から、規約違反と判断される可能性が高くなります。
特に他社間両建てや複数口座を使ったリスク回避ナンピンは、Exnessに限らず多くの海外FX業者で厳しくチェックされるポイントのひとつ。
ナンピンを安全に使うためには、同一口座内・自己完結型の取引に留めることが重要です。
リスク管理のつもりで行った手法が、結果的に規約違反となるケースもあるため、構造が複雑なナンピンほど慎重に判断するようにしてください。
Exnessで行うべきではない利用規約違反の禁止行為にはどのようなものがあるのかを知りたい人はこの記事が参考になります。
おすすめ記事→Exness(エクスネス)の禁止事項は?利用規約違反で口座凍結や出金拒否されるって本当か?
Exnessでナンピンを使うなら意識したい安全ルールは?
ナンピンはうまく使えば平均建値を有利にできる一方、使い方を誤ると短時間で証拠金を失うリスクも高い手法だということを忘れてはいけません。
Exnessはレバレッジが高くゼロカット制度もあるため、ナンピンがしやすい取引環境ですが、それが安全を保証するわけではないということ。
特に初心者のうちは、ナンピンの回数や許容損失を決めないままエントリーしてしまい、含み損が膨らんでから判断が遅れてしまう人も多いでしょう。
Exnessでナンピンを使う前に必ず意識しておきたい安全ルールを整理して、無理な取引にならないための考え方を解説していきますので、実践時の参考にしてください。
最大ナンピン回数と最大許容損失を事前に決めておく
ナンピンで最も重要なのは、事前に限界ラインを決めておくことです。
相場が思惑と逆に動いた場合でも、どこまで耐えるのかを明確にしておかないと、無限にポジションを追加してしまい、結果的に一度のトレードで資金を大きく失うことになるでしょう。
ナンピン前に決めておくべき項目を紹介すると、
ナンピン前に決めておくべき項目について
- 最大ナンピン回数(例:3回まで、5回までなど)
- 1回あたりのロット配分(等倍か、段階的か)
- 許容できる最大含み損額(口座残高の何%までか)
- 最終的に撤退する価格帯
- 強制ロスカットされる前に自分で損切りするライン
Exnessはロスカット水準が低いため、ギリギリまで耐えてしまいがちですが、それが逆に判断の遅れにつながることもあります。
ナンピンは耐える手法ではなく、計算された範囲内でのみ使う戦略であると認識するようにしてください。
トレンドが明確な場面ではナンピンを避ける判断も必要になる
ナンピンが有効に機能しやすいのは、レンジ相場や短期的な行き過ぎが起きている場面です。
強いトレンドが発生している局面でのナンピンは、損失を拡大させる原因になるので注意してください。
ナンピンを避けたほうがよい状況の例を紹介すると、
ナンピンを避けたほうがよい状況について
- 高値・安値を更新し続ける明確なトレンド相場
- 経済指標発表直後の急変動
- トレンドラインを明確にブレイクした直後
- 出来高が急増している場面
- 長期足と短期足の方向が揃っている状況
これらの場面で一時的な戻りを期待してナンピンしても、そのまま逆行が続くケースが多いと思われます。
ナンピンは相場環境の見極めが前提条件であり、常に使える万能な取引手法ではありません。
相場状況によっては、ナンピンを使わない判断そのものがリスク管理に役立つことも忘れないでください。
ナンピンと損切りを組み合わせた戦略の重要性は?
ナンピンと損切りは対立する概念のように思われがちですが、実際には組み合わせて使うことでリスクを抑えやすくなります。
ナンピン=損切りしないという考え方は非常に危険で、最終的には強制ロスカットに任せるだけの取引になってしまいますので注意してください。
安全性を高める考え方を紹介しておくと、
安全性を高める考え方について
- ナンピンは一時的な調整を取るための手段と考える
- 想定シナリオが崩れたら損切りする前提を持つ
- 最終ナンピン後には必ず撤退ラインを設定する
- 平均建値が改善しない場合は早めに判断する
- ゼロカットに頼らず自分でリスクを管理する
Exnessの取引環境は自由度が高いため、トレーダー自身の判断がそのまま結果に直結します。
ナンピンを使う場合でも、どこかで損切りを入れる選択肢を常に持っておくことで、致命的な損失を防ぎやすくなるということ。
ナンピンは使い方次第で武器にもリスクにもなるため、ルール設計を最優先に考えることが重要です。
Exnessには注文時に役立つトレーディング計算機という計算ツールがありますので、その仕組みや使い方を知りたい人はこの記事を参考にしてください。
おすすめ記事→Exness(エクスネス)の計算ツール(トレーディング計算機)の機能や使い方の情報まとめ!
Exnessのナンピンはどんなトレーダーに向いているのか?
ナンピンは、相場が一時的に逆行した場面でもポジションを調整しながら平均建値を有利にする手法ですが、誰にでも向いている万能な戦略ではありません。
Exnessは高いレバレッジやゼロカット制度など、ナンピンを行いやすい取引環境が整っている一方で、使い方を誤ると短時間で大きな損失を招くリスクがあることも忘れないでください。
ナンピンが機能するかどうかは、トレーダー自身の資金管理能力やメンタルコントロール、事前の戦略設計に大きく左右されます。
Exnessの取引環境を前提としたうえで、ナンピンが向いているトレーダーの特徴を具体的に整理して、どのような人であればナンピンを戦略として採用しやすいのか紹介しますので、あなたに当てはまるかどうか確認してみてください。
資金管理ルールを厳守できる中級者以上のトレーダー
ナンピンが向いている最大の条件は、資金管理ルールを徹底して守れることです。
Exnessでは高いレバレッジが使えるため、少ない資金でもナンピンを重ねることは可能ですが、それが安全であるとは限りません。
ナンピンはポジションが増えるほど必要証拠金と含み損が同時に膨らむため、事前に想定していない値動きが起きると、一気に強制ロスカットされていまうので注意が必要です。
資金管理を徹底できる中級者以上のトレーダーが明確にしていることを紹介すると、
中級者以上のトレーダーについて
- 口座残高に対して1回のナンピンで使う最大ロット数を決めている
- 最大ナンピン回数をあらかじめ固定している
- すべてのナンピンを行った場合の最大損失額を計算している
- ロスカット水準までの余裕を数値で把握している
- レバレッジを高く設定しても実際のリスクは低く抑えている
これらを事前に設計せず、場当たり的にナンピンを繰り返すと、Exnessのようにロスカット水準が低い環境では、逆に危険性が高まります。
中級者以上のトレーダーは、ナンピンを取り返す手段ではなく、想定内の戦略として扱っている傾向があるということ。
自分の資金量とリスク許容度を数値で把握できている人ほど、ナンピンとの相性は良くなります。
感情に流されず機械的に実行できる人
ナンピンは、感情が入り込むほど破綻しやすい取引手法です。
価格が逆行したときに焦りや恐怖が生まれると、本来のルールを無視してロットを増やしたり、予定外の回数でナンピンを追加してしまうことも。
そのため、感情を排除し、あらかじめ決めた条件通りに淡々と実行できる人ほど、ナンピンに向いています。
機械的に実行できる人の特徴を紹介すると、
機械的に実行できる人について
- ナンピン幅を事前に数値で決めている
- 含み損が増えても即座にルールを変更しない
- 利益確定や損切りの条件を事前に固定している
- トレード中にロットを増減させる理由が明確
- 損失が出ても感情的な取り返しを狙わない
Exnessでは裁量トレードだけでなくEAによるナンピンも可能ですが、裁量でナンピンを行う場合ほどメンタルの影響を受けやすくなります。
感情に流されやすい人ほど、ナンピン回数やロットが想定を超えて膨らみ、結果的に大きな損失につながりやすい傾向があることは忘れないでください。
逆に、含み損を想定内の状態として冷静に受け止められる人は、ナンピンを戦略として扱いやすいということ。
ナンピンは精神的な耐性が問われる手法であるため、感情を制御できるかどうかが大きな分かれ道になることを意識してください。
少額から検証・練習できる人
Exnessでナンピンを使う場合、いきなり大きな資金で実践するのではなく、少額から検証や練習を行える人に向いています。
ナンピンは相場環境によって結果が大きく変わるため、過去の成功体験だけで通用し続けるとは限りません。
そのため、実際の相場で検証しながら微調整できる姿勢が重要です。
少額から取り組める人が得られるメリットを紹介すると、
について
- ナンピン間隔やロット配分の最適化を検証できる
- ロスカットに近づいた時の心理状態を体験できる
- 相場急変時のリスクを低コストで確認できる
- EAや裁量ルールの癖を把握しやすい
- 失敗しても資金へのダメージが限定的になる
Exnessは最小ロットが小さく、レバレッジも柔軟に調整できるため、ナンピン戦略のテスト環境としては非常に使いやすいFX業者です。
少額で実践しながら、自分に合ったナンピンルールを構築できる人ほど、長期的に安定した運用につなげやすくなるでしょう。
最初から大きな利益を狙って高ロットでナンピンを行う人は、わずかな相場変動でも一気にリスクが拡大します。
ナンピンは検証と改善を繰り返すことで初めて安定性が見えてくる手法であり、そのプロセスを丁寧に踏める人に向いていると言えるでしょう。
Exnessの無制限レバレッジはどう活用するればよいのか、メリットやデメリットも含めて知りたい人はこの記事を参考にしてください。
おすすめ記事→Exness(エクスネス)で無制限レバレッジを使うメリットやデメリットは何があるのか?
Exness(エクスネス)でのナンピン買いの使い方や注意点に関するよくある質問まとめ!
この記事を読むことでExness(エクスネス)では裁量トレードでもEA(自動売買システム)でもナンピン買いができることがわかったと思います。
メリットもデメリットもあることですが、ナンピン戦略をうまく活用することができれば、損失状況を反転させて一気に収益を拡大できることも。
ここではExness(エクスネス)でナンピン戦略を実践する際のよくある質問をまとめて紹介しますので、トレード時の参考にしてください。
Exnessでナンピンをすると約定拒否やスリッページが起きやすくなりますか?
回答
- Exnessでナンピンを行ったからといって、即座に約定拒否や極端なスリッページが発生しやすくなることはありません。
- ExnessはNDD方式を採用しており、市場価格に基づいて注文が処理されるため、ナンピン自体が直接的な不利要因になることは基本的にないということ。
- ただ相場の急変動時や流動性が低下している時間帯では、ナンピンに限らずすべての注文でスリッページが発生する可能性は否定できません。
- 短時間に高頻度でナンピン注文を入れる場合、通信環境やサーバー負荷の影響を受けることもあるため、約定の安定性を重視するならロットや頻度を抑えた運用を行うようにしてください。
Exnessのナンピンは最大何回まで行えますか?
回答
- Exnessではナンピンの回数に明確な上限は設定されていませんので、理論上は証拠金が続く限り何回でもナンピンをすることは可能です。
- ただ回数制限がないからといって無制限にナンピンできるわけではなく、証拠金維持率の低下やロスカット水準に達すれば強制決済が行われることは忘れないようにしましょう。
- 特にExnessはロスカット水準が低いため、含み損が拡大した状態でもポジションを保有し続けやすい反面、相場が一方向に大きく動いた場合には一気に全ポジションが整理されてしまうリスクも。
- ナンピンをする回数は事前に自分で上限を決めておくことが現実的な運用方法となるでしょう。
おすすめ記事→Exness(エクスネス)は高額出金でも出金スピードが変わらず出金遅延なしって本当か?
Exnessでナンピンするとスプレッドが広がることはありますか?
回答
- ナンピンを行うこと自体がスプレッドを広げる原因になることはありません。
- スプレッドは市場の流動性や時間帯、経済指標発表などの外部要因によって変動するものです。
- ただナンピンを行いやすい場面というのは相場が大きく動いている状況であることが多く、その結果としてスプレッドが一時的に拡大しているケースもあるでしょう。
- 特に重要な経済指標発表時や市場の薄い時間帯では、ナンピンの追加エントリー価格が想定より不利になることもあるため、スプレッド拡大が起きやすい時間帯を避けることも大切です。
Exnessのナンピンはスワップポイントに不利ですか?
回答
- ナンピンを行うとポジション数が増えるため、その分スワップポイントの影響も増加します。
- 買いスワップがマイナスの銘柄でナンピンを続けると、含み損に加えてスワップコストがじわじわと資金を圧迫する形になります。
- スワップフリーが適用される銘柄や条件を満たしている場合は、ナンピンによるスワップポイントの負担を抑えることも可能です。
- ナンピン戦略を長期間使う場合は、スワップ条件や保有日数も含めてトータルコストを考慮する必要がありますので、その点も意識したエントリーを心がけてください。
おすすめ記事→Exness(エクスネス)の投資ウォレットの仕組みや使い方の情報まとめ!
Exnessでナンピンをすると出金拒否や出金制限の対象になりますか?
回答
- 通常の裁量ナンピンやEAによるナンピンであれば、Exnessで出金拒否や制限の対象になることはありません。
- ナンピンは取引手法の一種であり、正当なトレードとして認められています。
- ただ他社口座との両建てや、意図的にゼロカットを狙うような不正行為と組み合わせた場合は、規約違反と判断されるリスクも。
- ナンピン単体では問題ありませんが、取引全体の構造が不正とみなされないよう注意が必要です。
Exnessのナンピンはボラティリティが高い相場でも有効ですか?
回答
- ボラティリティが高い相場でのナンピンは、Exnessに限らず非常にリスクが高い手法になります。
- 値幅が急激に拡大する場面では、ナンピン間隔を一瞬で突き抜けることがあり、想定していたロット配分が崩れる可能性があるということ。
- 特に指標発表時や地政学リスクが意識される相場では、反発を待つ前に証拠金維持率が急落するケースも珍しくありません。
- Exnessは約定力が高く制限も少ないため取引自体は可能ですが、ボラが高い相場ではナンピンよりも一旦損切りして再エントリーする方が安全なケースも多く、相場環境に応じた使い分けをするようにしてください。
おすすめ記事→Exness(エクスネス)はいくらから取引できる?日本円の最低入金額や最低出金額はいくらか?
Exnessでナンピンをする場合、最大ポジション数の制限は影響しますか?
回答
- Exnessでは銘柄や口座タイプごとに最大ポジション数の上限が設定されています。
- ナンピンは複数ポジションを積み上げる手法のため、この上限に達すると追加エントリーができなくなる点には注意する必要があるということ。
- 特に少額ロットで細かくナンピンする戦略の場合、想定より早くポジション数制限に引っかかることがあります。
- 最大ロット数だけでなく最大ポジション数も含めて戦略を組み立てないと、途中でナンピンできず計画が破綻する可能性があることも忘れないようにしましょう。
- 事前に取引条件を確認して、余裕を持った設計を行うことを徹底してください。
Exnessのナンピンは週明けの窓開け相場でも安全にできますか?
回答
- 週明けの窓開け相場はナンピンとの相性が非常に悪い局面だと言えるでしょう。
- 週末の間に大きな材料が出た場合、価格が一気に飛ぶことで想定していたナンピン間隔を無視して大きな含み損を抱えることがあります。
- Exnessはゼロカットシステムがありますが、証拠金が急激に削られるリスク自体を回避することはできません。
- 特に金曜クローズ前にナンピンポジションを多く持っていると、週明けに即ロスカットされる可能性もあるでしょう。
- ナンピンを使う場合は週末持ち越しを避けるか、ポジションを軽くしておくかしっかり判断して行動してください。
おすすめ記事→Exness(エクスネス)の取引ターミナルのエラーメッセージ内容と対処法まとめ
Exnessでナンピン中に強制ロスカットされるとどうなりますか
回答
- Exnessでナンピン中にロスカット水準に達すると、保有しているポジションは順次強制決済されていきます。
- ナンピンでは複数ポジションが同時に存在するため、ロスカット時の影響は大きく、一気に全ポジションが消える形になることがほとんどではないでしょうか。
- ただExnessはゼロカット制度を採用しているため、口座残高がマイナスになることはありません。
- とはいえ、証拠金がゼロになる=戦略の失敗であることに変わりはなく、ナンピン前提であってもロスカットラインを意識した資金管理を行うようにしましょう。
Exnessのナンピンは長期的に勝ち続けられる手法ですか?
回答
- ナンピンは短期的に利益を積み上げやすい一方で、長期的には一度の大きな失敗で全てを失うリスクを常に抱えています。
- Exnessの取引環境はナンピンに向いていますが、環境が良い=必ず勝てるという意味ではありません。
- 相場環境の変化やトレンド発生時に対応できなければ、これまでの利益を一気に吐き出してしまうことも。
- ナンピンを長期的に使う場合は、利益確定ルールと損切りルールを明確にして、使い続ける前提ではなく必要な場面だけで使う取引戦略を採用する方が現実的ではないでしょうか。
Exness(エクスネス)ではナンピン自体を禁止していませんので、裁量トレードでもEA(自動売買システム)でも利用することはできます。
ただナンピン取引自体はリスクがある状況で行うものなので、多用するのではなく、そうならないようなエントリーを心がけることの方が重要だということ。
感情的なナンピンは大きな損失を発生させる原因となりますので、何も考えずに反射的にナンピンしないように注意してください。
Exnessでも入金方法にクレジットカードを使う人がいますが、出金時には様々な出金ルールが存在しています。
クレカ出金やクレカ返金に関する細かいルールを確認しておきたい人はこの記事を参考にしてください。
おすすめ記事→Exness(エクスネス)のクレカ出金・クレカ返金ルール│利用条件や注意点は?
Exness(エクスネス)はどんなFX会社なのか、選ぶ理由やおすすめポイントは何があるのか。

海外FX業者の中でも数少ない無制限レバレッジが適用されていることで日本人にも人気のExness(エクスネス)
どのような特徴やおすすめポイントがあり、他のFX会社との違いは何かなどの基本情報を紹介します。
Exness(エクスネス)のFX会社としてのおすすめポイントを紹介すると、
おすすめポイント
- 最大レバレッジは無制限(約21億倍)なので、非常に資金効率のよいトレードができる。
- 最小レバレッジは2倍でレバレッジなしの取引ができない仕様となっている。
- 証拠金維持率が0%になるまでロスカット(ストップアウト)されないだけではなく、ストップアウト保護機能まで搭載されている。
- 高額出金にも対応し、銀行送金での出金時間も早くて使い勝手が良く出金面の評判が高い。
- FX初心者でも安心できる日本語サポートがあり、ライブチャットは平日8時〜24時、メールサポートは24時間受付しており回答は1営業日とスムーズに返信してもらえる。
- 金融ライセンスはセーシェル諸島発行の証券ディーラーライセンス番号SD025を取得している。
- グループ会社で正規の金融ライセンスを合計で7つも取得・更新しているので安全性や信頼性が非常に高い。
- 全世界で80万人以上のアクティブトレーダーがおり、従業員数も2,400名以上と世界最大規模の金融証券ディーラーとして人気が高い。
- 取引手法やポジションに関する制限が一切なく、自由な取引環境が用意されている。
- 複数口座間の両建て取引や異業種間の両建て取引を行っても利用規約違反の禁止事項に該当せず、口座凍結されることがない。
- 口座タイプは5種類あり、いずれもFX業界の平均以下のスプレッドが適用されてる。
- ボーナスは一切もらえないがスキャルピング向きの口座タイプが用意されている。
Exness(エクスネス)の基本スペックをまとめて紹介すると、
| 口座開設ボーナス | 入金ボーナス | レバレッジ |
| なし | なし | 無制限 |
| スプレッド | 金融ライセンス | ゼロカット |
| 平均1.7pips | セーシェル政府 | 適用あり |
| 入金方法 | 出金方法 | 日本語サポート |
| 11種類 | 11種類 | 平日8時〜24時 |
自由な取引環境を求める人、投資資金の効率を最大化したい人におすすめなFX会社のExness(エクスネス)。
どのような会社が運営しており、どこの国が発行した金融ライセンスを取得しているのかはこの記事を参考にしてください。
おすすめ記事→Exness(エクスネス)の金融ライセンスや運営会社はどの国にあるのか?
Exness(エクスネス)はナンピンできる?やり方・注意点・失敗例に関する記事まとめ。
この記事ではExnessがナンピン取引自体を利用規約違反の禁止行為に設定していないのか。
実際に実践する際にどのようなポイントに注意すべきなのか、基本的なやり方も含めて紹介してきました。
まとめ
- ナンピン戦略はExnessで明確に禁止されている行為ではないので、裁量トレードでもEA(自動売買システム)でも利用することができる。
- ナンピンは資金管理を誤ると一気に証拠金を圧迫したり、ロスカットやゼロカットに直結する高リスク手法である点に注意が必要である。
- ナンピンする際のポイントは、最大ナンピン回数を事前に決めておく・1回あたりのロットを抑える・証拠金維持率に明確な下限ラインを設定する・想定外のトレンド発生時は損切りを優先すること。
- 無制限レバレッジ+ゼロカットシステムがあるので、ナンピン戦略とも相性が良い。
- ナンピンは建値を改善するための手法であり、含み損を隠すためのものではないということを理解しておく必要がある。
- ナンピンを行う場合は、最大ポジション数・最大許容含み損・維持率の下限を事前に決めておく必要がある。
<<実践時のポイント>>
- 想定する最大ナンピン回数を先に決める
- 初回ロットは最大許容ロットの20〜30%程度に抑える
- 含み損が最大になった場合の証拠金維持率を事前に計算する
- ゼロカットを前提にした無計画なロット設定は避ける
- 相場急変時でも追加できる余白を必ず残しておく
<<実践時の注意点>>
- ナンピン回数が増えるほど必要証拠金が急増する
- 高レバレッジ環境では一時的な逆行でも証拠金が削られる
- トレンドが想定と逆方向に伸びた場合、逃げ場がなくなる
- ロットを増やすナンピンは損失拡大が指数関数的になる
- ゼロカットシステムがあるからといって安全ではない
<<注意すべきナンピン手法>>
- ゼロカット発動を前提とした過剰ロットの無限ナンピン
- 経済指標時のみを狙った極端なナンピンEA
- レート遅延や約定差を狙ったナンピン
- 明らかに不自然な高頻度ナンピン取引
- 他の口座や業者と連動させたナンピン戦略
Exness(エクスネス)ではナンピン自体を禁止していませんので、裁量トレードでもEA(自動売買システム)でも好きなタイミングで利用することができます。
ただナンピン取引はリスクがある状況で行うものなので、多用するのではなく、そうならないようなエントリーを意識することのほうが大切です。
感情的なナンピンは大きな損失を発生させる原因となりますので、何も考えずに反射的にナンピンしないように注意しましょう。
Exness(エクスネス)は最大レバレッジ制限がないFX会社として多くの日本人トレーダーに人気の海外FX会社。
少ない資金で効率的なトレードを行いたい人も安心してポジションを持てるようにゼロカットシステムが導入されているメリットも。
どれだけ高いレバレッジを設定しても、追証なしで借金のリスクがない安全なトレードができる海外FX業者のExness(エクスネス)。
ボーナスは一切もらえませんが、FX業界の平均以下のスプレッドが適用されていることでスキャルピングトレーダーにもおすすめの海外FX会社です。
国内FX会社よりも多くの取引チャンスがあり、多くの金融商品をリスクなくハイレバトレードができると評判の海外FX業者。
どのような違いや特徴があるのか、何を基準に会社選びを行えばよいのかなどの情報を知りたい人はこの記事を参考にしてください。

